三毛別山  サンケベツヤマ 446m  (苫前町)    ■Home
  2018年7月7日 薄曇り ウエンナイ沢ルート 3名
  8:20林道ゲート→9:25南面沢出合い→(11:15-11:35)三毛別山→14:25林道ゲート 登り2:55/下り2:50 (休憩含む)

とうとう北海道にも梅雨が来るようになったのだろうか長雨に加え大雨が降ったりと不順な天気が続く。 週末も芳しくないが道北なら何とか持ちそうなのでヒグマ事件で有名な苫前町三毛別の山を予定した。

日本海の国道から二十数キロ奥に向かう途中で三毛別川を渡る。 川の看板に「サン・ケ・ベツ 山から浜へ出る処」「冬の間川の上流に部落を作って狩をし、夏になって海辺の部落に出るときに通る川沿いの道」とアイヌ語の由来が書かれていた。 そして道路の終端に茅葺屋根に手が届く巨大な熊の模型が立っていた。 早朝から姿を見せる観光客と比べると怪獣並みの大きさで誇張し過ぎだろうと思ったが実物大とのことだった。

ゲートから3kmで林道が消失し、所々に滑を見ながら沢中を進む。 程なく出合う南面沢は見落としそうな渓だがこれでも普段より水が多いのだろう。 どうやら岩盤の山だったようですぐ5mの滝を登ると奥に大きい2段の滝が構えていた。 1段目7mは水流の右に垂れる木を伝い、2段目5mは斜めに入るクラックから上がると更に小滝、小さなV字、滑と続いてまんざら悪くもない。 だが次第に草が被って鬱陶しく、源頭の笹を漕いでコルからピークに到着した。

ピークは笹に囲まれているが藪の薄い尾根の縁から小平や沼田の低山が望まれた。 だが馴染みの無い山ばかりで遠くの増毛や暑寒別連峰は雲に隠れていた。 下降に使った尾根は広い上に笹が密で、いっそ沢をピストンした方が早かったようだ。 車に戻るとポツポツ訪れる観光客から奇異な目で見られるので早々後にする。 ここまで来てこの山だけではと近くに林道らしきが周回する愛鳥山を見つけて地図まで用意したがもう十分って感じだ。 小平町の温泉でさっぱりした後、留萌の市場で今夜のヒラメを買い求めて帰途に就いた。





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