2007年1月上旬
総時間5:50(休憩含) 標高差530m
作業道7:30-山頂(11:35-11:57)-作業道13:20
おぼこ荘(八雲町)の先にある小さな橋から出発 雄鉾岳山頂部の岩壁が眩しい 眺めの良さそうな岩子岳と・818ピーク
昨日、横山を終え今日は帰りついでに2時間もあれば登れる軽い山の筈だったが、いざ蓋を開けると意外に骨のある山だった。
おぼこ荘から数`先の橋を渡り・591の前山を越えて登るのかと思ったがずっと手前の名無し沢から北尾根を登ると言う。
確かに地図には小さな橋のような印があり流石に目の付け所が良い。
コンクリートブロックを並べたようなこの橋は砂防ダムを作る為に作られたか或いは塞がれた坑道と何か関係があるようだ。
橋の先に延びる作業道は雪がモナカ状に固まり歩くと踏み抜いて初っ端から少々きつい。
昨日の疲れも残り体が重いが先を行くKO玉さんはいたって元気そうである。
何やらこちらを振り向いて叫んでいる・・指差す方を見ると雄鉾岳が神々しく朝日に照らされている 。
さらに後ろは見事に尖った山が並んでその一つは岩子岳と言うらしいが端整な容姿に何とも食指が動く。
この河川の砂防ダムは魚道が付いたり採石や丸太で組まれたりと随分金と気を遣って作られたようだ。
コンクリートの打ちっぱなしよりは見た目ましだが・・いい加減、血税を食い物にするのは止めて欲しい。
沢を少し進むと入組んだ地形になり何度も地図を睨んで狙った小尾根に乗る。
後はひたすら藪漕ぎとラッセルを交代しながら登っていく。
三角山はこちら側からはお饅頭のような丸い形であり・591越えルートもさほど険しそうには見えない。
標高500mから上の斜面も見た目ほど急ではなく上って難所を乗り切ったと思ったがその上ラスト100mが長く感じた。
頂は既に手に取る近さだが雪がそれなりに深くなかなか近くならない。
ただ振り返ると一際大きな遊楽部の山塊が元気を与えてくれる。
山頂からは潅木越しに昨日の横山、砂蘭部岳の他、名の知らぬピークが垣間見えた。
道南出身だが考えてみるとあまりこの辺の山は登っていない。
それにしても穏やかな正月だ! 2山は怠けた体に少々辛かったが初山を踏め幸せである。
早々良いスタートを切りまた新たに気になる山も出来て嬉しい。
500m〜600mにかけての急斜面 600m〜700mの緩斜面の方が疲れた 山頂、三角点探しは諦める