三段山・夫婦岩ルート 1748m(富良野町)  地図はこちら  ■Home
2012年11月23-24日 曇り/雪 メンバー6名
7:40凌雲閣→旧噴火口→8:50シーデポ→(10:15-10:20)三段山→12:10凌雲閣

 11/23 曇り時々雪 今シーズン初めての冬山、三連休は各山岳会の雪訓が入って激混みかと思ったが初日の凌雲閣駐車場はガラガラだった。 1時間近く待たせたIさんに平謝り、そそくさと駐車場の片隅にテントを張る。 Uさんが未使用の一人用テントをトラックの荷台に張ってお試しで寝てみるとか、 ちょっと異質な風景だった。 気温-15度、風があって視界不良、手が悴む。 旧噴火口まで行くがどこも雪が少なく訓練できそうな場所を探すのに苦労する。 積雪が膝株〜脛程で石がボロボロ崩れ、こんな所で寝っころがるの厭だが仕方ない。 滑落停止訓練で案の定、ズボンとジャンパに穴があく(泣) 平地でビーコン練習して幕営地に戻るとテントが増えていた。 豚キムチ、カレーライス食し20時半就寝、ぞくぞくやってくる車と人の声、 13時まで騒いでるパーティーに安眠妨げられる。 朝起きると凄いテントと車の数に驚いた。


 11/24 曇り後雪 出発時は曇りで昨日より寒さも緩んでいたが旧噴が近づくと吹雪いてきた。 当初は上ホロ北西稜の予定だったが視界悪く夫婦岩から三段山に変更する。 全員お初のこのルートは崖尾根から頂上直下に突き上げるもので雪のある時期しか登れない。 スキーで湯気の上がる旧噴を詰めると空洞だらけで恐る恐る進んだがいよいよシーデポして装備を付ける。 すぐにそれらしき稜とルンゼがあり、取り付きは地熱で黄色いガレが出ていた。 この上を歩いたらアイゼンや靴に粘土のような物がくっ付き、これが汚く固まってしまうのでまいった。 やがてにょっきり大きな夫婦岩が現れ右から巻く、 尚も稜沿いに登って雪の詰まったルンゼに入り、 結構な急斜面を詰めると頂上稜線に飛び出した。 ホワイトアウトの中をほんの数十m歩くとポールの頭が見え三段山に到着する。 吹雪で流石に寒く即刻、往路を戻るが僅かな間にトレースが消え下降点を見失う。 デポ旗打てば良かったと反省、 過去に旧墳で猛吹雪になり凌雲閣まで帰れなくなったこともあると言うから油断できない。 このルートはそこそこ急ながらザイルを使う程でもなくアイゼン・ピッケルの訓練に手頃である。 旧墳手前から雪を漕いで三段山に何度か登ったことがあるがこちらの方が変化があって面白いと思う。
























inserted by FC2 system