様似天狗岳 テングダケ  666m  (様似町)  ■Home
2014年11月9日 晴れ時々曇り 東尾根ルート メンバー4名
11:10林道c160→(12:40-12:45)天狗岳→13:30てんぐばし

様似天狗岳は標高こそ700mにも満たないがえりもの国道を走るとひときわ尖った山容に目を引かれる。 この山は見る方向によって随分と姿を変え、対岸のニカンベツ林道からは突き出た頂稜が印象的である。


札幌からはなかなか遠い山なので隣の袴腰山とセットで登ることにした。 取り付きは袴腰山を下ってすぐの東尾根を予定したが記録がないのでどんな斜面か気になる。 頂稜が崖だったら厭だなと思ったが袴腰山の中腹から見た限りでは(写真右)木が上まで続いて何とかなりそうである。 けれどこの方向からは険しさのない凡々とした山にしか見えなかった。



さて、目を付けた造林道を出発するとジグザグに続いて良い感じだったが100mも登ると途絶えてしまう。 それでも取り付きが一番急だったので少し楽することが出来た。 尾根はカンバの疎林に靴の高さにも満たないミヤコザサが覆ってスッキリし、ルンルン気分でシカ道を登ってゆく。 やがて天狗岳の特異な出っ張りとその尾根の先に海が見え、そしていよいよ山頂直下の登りになる。 と言っても思ったほど斜度はなく淡々と狭い頂稜に出てピークを踏んだ。

          


標識も何もない質素な頂きで天狗にしては珍しいほど展望の無い山である。 先程登った袴腰山とその奥に豊似岳を見ながらの下りは気持ち良く、造林道を無視して真っ直ぐ「てんぐばし」に下った。 藪漕ぎ一つなく物足りない気もするが数ある天狗の一座を落せて満足する。          


<この前の 袴腰山 はこちら>



          








inserted by FC2 system