察来山 サックルヤマ 590m  スノーシュー (当別町・新十津川町)  ■Home
2015年2月17日 晴れ 四番川林道ルート メンバー2名
10:45林道→(13:25-13:50)察来山→15:15林道

察来山はアイヌ語で(サク・ルペシペ 夏の・道)、だが登山道はなく雪を踏んでしか登れない。 林道が長そうだが山頂展望の良いことで知られ、天気の良い日にと思っていた。 朝起きたら雲ひとつない青空が広がって、ここなら余裕で登れるだろうと家を出る。 当別の青山地区に入って漸く白いポコの様な察来山の頂が望まれたが札幌から80kmもあってちょっと遅い出発に なってしまった。



青山トンネル手前の林道口は広々と除雪され、真っ白で踏み跡一つ無い林道を進む。 青空の下に何処かの雪山が輝き、初め隣の丸山かと思ったが方向から察来山の頂稜で間違いなさそうだ。 3月中旬の暖かさで重い雪になかなかぺースが上がらない、単調な林道をぼけっと歩いて地図にない支線林道に入ってしまい15分ロスする。 ヘアピンをショートカットして主尾根の末端に取り付くと徐々に展望が開け、スキーの楽しめそうな疎林が広がっていた。



          


汗を滴らせて急斜面をグイグイ直登するとピシネシリと神居尻山を始め壮志岳、 留久山、鷲峻山、小鷺峻山などこれまで登った山々が一展される。 この斜面を登り切ったら暑寒別岳など増毛山塊の展望が素晴らしいだろうなと思うが逸る気持ちに足が付いて行かない。
         


そして小さな雪庇を越えて波打つ頂稜を進む。 山頂はすぐかと思ったら左奥のポコで結構長く感じられ、そして最後に急斜面を登って初ピークを踏んだ。 雪山デビューからまだ間もないMちゃんが目を丸くするのも無理はなく、600m足らずの山にしては稀なほど木の無い頂である。 山頂標識の上に小さく尖がる黄金山と白い奥徳富岳が印象的だった。


          


黄金山の右隣りに知来岳の稜線が見え、更に沢の奥に平坦な大滝山が見える。 奥徳富岳と暑寒別岳にはうっすら雲が掛かり始めたがずっと右に大きな徳富岳と平べったい富士形山が懐かしい。 遠く樽前山や恵庭岳までうっすら望まれ、もう2-3時間早く家を出ていればな〜と悔やまれる。 さてずぼずぼ往路を戻る。登り返しの多い林道でスキーなら幾らか早そうだが、 雪の締まった時期にスパイク長靴でさくっと登るのがベストに思われた。
         













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