留萌ポロシリ山 ポロシリヤマ 730m (留萌市・小平町) 山スキー&ワカン
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2015年3月28日 晴れ時々曇り 樽真布林道ルート メンバー2名
6:55ダム管理棟→8:10林道185m尾根取り付き→(10:25-10:50)ポロシリ山→11:40林道→12:25ダム管理棟 (休憩含)
留萌市の最高峰ポロシリ山は標高が730mと控えめながら広い裾野と白い頂きが目立つ気になる山である。
遠い山のイメージがあり、山頂を踏むには積雪期に一泊くらい必要かと思っていたが楽々日帰り圏だったとは知らなかった。
上の写真は一週間前のもの、雄冬山を終えて雪の回廊を樽真布ダムに向かった。
翌朝は雨が止んで予定通り尾根筋に最短ルートを取ったが緩んだ雪に厭な予感がして撤退、そんな訳で二週続きの留萌通いになった。
数日前から4月下旬の陽気が続き、今日もかなり気温が上がりそうだ。
雪が緩む前に登ろうと高速を使って早出したら家から1時間半で樽真布ICに到着、
これ程アクセスに恵まれたマイナーな山も珍しい。
雪の回廊は僅か一週間で50cm近く減り、代わってあちこちに黒い地肌が目に留まる。
固く締まった林道にスキーを走らせると親子熊の足跡が横切り、
そして30分程の支線林道からポロシリ山の雪崩斜面がまじまじと望まれた。
全体的に木の少なさが低山らしからぬ風格を漂わせ、これが「ポロシリ 大きい山」の由来かと一人納得する。
先週の一本手前の尾根に取り付き、ワカンに履き替えグイグイ登ってゆく。
灌木帯を抜けるとスキーがそこそこ楽しめそうな疎林の尾根が延びていた。
山頂稜線の東斜面に凄まじい雪崩の跡と大小のデブリ、亀裂を見ながら尾根を詰める。
この尾根も600mを超えると木立の薄いかなり怪しげな斜面となり安全帯まで一気に登る。
再び顕著な尾根から広々した小平町との境界稜線に合流、ピークに向かって大きな熊の足跡が延びていた。
ピークの周りだけ白樺に囲まれ、少し戻った木の無いポコで一休みする。
暑寒や大雪の展望を期待したが春霞で遠望効かず、雪が腐る前にさっと下った。
帰りに地元が通う留萌の魚屋を案内して貰う。
一箱なんぼの安さにぐっと堪えつつ、ニシン、タコ、カジカ、もずくなど買う。
増毛でプルプルの豆腐を食べ、国稀酒造で地酒を求め、観光気分で家路についた。