ポンネアンチシ山〜余別岳〜積丹岳  1145m・1298m・1255m (積丹町)     ■Home
  2018年4月22日 晴れ メンバー3名 積丹岳夏道ルート  スキー
  4:50浄水場→5:40積丹小屋→7:35ピリカ台→(10:00-11:20)ポンネアンチシ山→(11:40-12:00)余別岳→(14:00-14:15)積丹岳→15:05浄水場 周回10:20 (休憩含む)

ポンネアンチシ山と余別岳が未踏というメンバーにお付き合いして積丹三山の周回を予定した。 ルートは積雪期に美国の我呂ノ沢からが早いと思うが既に時期が遅く、ピリカ台から源頭に下ることにする。

前泊して除雪端から1時間弱で小屋に到着、冬戦教の小隊が出発した後だった。 カンバの尾根を抜けると暑寒連峰と余市岳が雲海に浮び、程なく二手に分かれて登る白い隊列に追い付く。 一泊でトーマル峠に抜けるとのこと面白そうな計画に心が動いた。 ピリカ台からは名前の如く良い眺めが得られ、白いポンネアンチシ山まで結構な入り組み様だ。 シールを外して所々硬い斜面を下った。

沢の源頭からは岩陵の目立つ積丹岳(写真左)となだらかな斜面の余別岳が対照的である。 いつの間にか泥ノ木山がそれと分かる山容をなし、隣に両古美山と無沢1を同定する。 やや複雑な源頭は原始性が十分で、木の斑な尾根に上がるとポンネの象徴とも言える岩が小さく見える。 風が出始め、急斜面の手前でアイゼンを付けハイマツが目立つピークに到着した。 岩の間から積丹半島西側の風景が広がり、海の向こうに狩場山も見えてまずまずの眺めである。

【ポンネアンチシ山からの眺め】ピリカ台から辿った源頭とこれから向かう余別岳〜積丹岳の稜線が見える。 ここ数日の暖気でハイマツが何処まで広がったか気掛かりだったが何とか予定の時間で戻れそうだ。

雪庇は小さいが稜線を境に雪の東面と雪解けが進んだ西面に分かれている。 クラックの入った稜線を避けて西面を巻くが所々帯状のハイマツに遠回りさせられる。 それでもスキーを脱ぐことなく、珊内岳や屏風山、ガニマナコなどこの時期ならではの風景を楽しみながら着々と進む。 この調子で山頂までと思ったが直下はキックターンの余地もなくスキーを手にピークに登った。 一等三角点がハイマツの中に頭を出し、目的を遂げた二人が嬉しそう。 ふと東の裾にポンネに向かって進む冬戦教の隊列が目に留まった。 ウロコ板では余別岳の急登は無理とみえ巻いたようだ、すれ違いで残念だった。

余別岳の山頂から積丹岳とのコルに向かって滑降、少し軟らかくなった雪面(写真左)に大満足する。 途中の岩峰を大きく巻いて積丹岳山頂に到着、数組の登山者が休んでいた。 小雪の年とはいえまだ雪がたっぷり、緩やかなロングコースを滑って帰還する。

<2012年の 積丹三山周回 はこちら>




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