北海道百名山のピヤシリ山は名寄市・下川町・雄武町に跨るなだらかな山容で展望の良い山として知られている。
西麓の九度山も未踏なので名寄コースを予定したが折角道北まで足を延ばすならと音威富士も欲張ることにした。
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一山目の音威富士は昼までに終わればと思ったが甘かった。
当てにした林道が藪化してこのままでは一山で終わりそうだったので撤退した。
ナビでなよろ温泉に向かうと懐かしいピヤシリスキー場が見え、その先の林道を10kmほど進んだ登山口に車を止める。
そこからネマガリに続く見晴らしのない車道を30分歩くと避難小屋で薪ストーブが快適そうだった。
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そして笹被りの登山道を少し歩くとポールが見え、一等三角点が鎮座する山頂に到着する。
いっそ避難小屋までゲートを開放してくれれば良さそうなものだが、それでは函岳の様に登山の対象として寂しくなるからだろうか。
平坦な山頂からの展望は良く、次の九度山(写真中)がハイマツの向こうに見える。
山名のピヤシリはアイヌ語の「岩のある山」が由来だが近くにポツンと大きな岩塊が目に留まった。
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高曇りながらまずまずの展望で墨絵の様な景色の中に名寄と下川の町が見える。
東方の無名峰はここより標高が高く、そのうち歩いてみたい下川コースが山腹に延びていた。
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