西広尾川南東面直登沢〜ピロロ岳(1268峰) (広尾町・様似町)   地図はこちら  ■Home
2011年6月下旬 曇り時々晴 メンバー7名
5:55林道終端→7:00三俣→(10:45-11:35)ピロロ岳→14:20三俣→15:30林道終端

6月最後の日曜日は南日高主稜線のピロロ岳(1269m無名峰)を予定した。 この山は楽古岳以南の未踏峰を物色したまたま見つけた山であるが、 聞きなれぬ山名と日高主陵線の三角点が決め手になった。 ネットではピロロ岳と紹介されてるが地図に山名が無いばかりか点の名称が「広尾岳」とややこしい。 おそらく地元山岳会等によって登られ一般化してきたのではと思われる。 たまたま前泊した大樹町のテン場より朝陽に照らされ何とも形の良いピロロ岳が見え登頂意欲がそそられた。

国道から見える広尾岳(左)と少し高いピロロ岳(右)   大物が釣れそうな西白尾川、三股まで長く感じた  南東面直登沢からは小滝が続き小気味良い沢に変身
前日、野塚岳を下山し大樹町にテントを張った。 当日は朝から快晴となりテン場からは南日高の山並みが一望され気分上々である。 広尾の町へ国道を走らせる途中、牧歌的な風景が広がる向こうに端正な広尾岳とピロロ岳が望まれた。 西広尾川沿いの林道は走り易くほぼ終端手前280mに車を止める。 地図上ではまだ道があるはずだが薮に覆われていた。 取りあえず川岸を辿ると所々にテープが下がり途切れ途切れの踏み跡を探す。 古い作業道が右岸にあるが長続きせず徒渉を繰り返すなどして680m三股を目指した。 西広尾川は水量の割りに中州の発達した広い川幅で大物を狙えそうな釜もあるが釣りなどしてたら山頂まで辿り着けそうにない。 途中道脇の湧き水で喉を潤し漸く三股に到着、直登沢を前に一休みする。 おーなかなか苔生して綺麗な沢でしょう!喜んだのもつかの間、ここは右股でなく中股にいるでことが判り苦笑する。 沢の出合いを確認しなかったのがまずかった。 それにしても分かり難い三股だな、とぼやきながら藪を漕ぎ改めて右股に入渓するとなかなかどうして! 早々に小滝が続き滑あり樋ありで意外に面白い。 岩質がつるつる滑りスパイク地下足袋には辛い遡行だがフェルトのメンバーはすこぶる楽しそである。 c610二股で右を行くとすぐ2段20mの斜滝があり明るく開放的だ。 その上がc700の二股で地図上では大きく屈曲するが自然と右へ進む。 小滝が続いて飽きさせず、c900を越えると30mはある長い滝が見えてきた。 まさかこんなに滝や滑があるとは!喜びの反面、選択ミスした足袋に複雑な思いだ。 結局この滝は最後まで登れず直登するメンバーを横目に歯がゆい思いで右岸を巻いた。

c610二股を過ぎ2段20mの斜滝、明るく開放的な渓相だ  c900を越え規模の大きな滝30mに思わず興奮する!     標高が上がると谷間には端正な広尾岳が望まれた
標高が上がると谷間に端正な広尾岳が望まれ、日当たりの良い斜面にネギが密集していた。 c1060の二股にテープが垂れ、何でご丁寧に沢中にまで?と思いつつ左に入ってしまう。 30mほど登った所で気が付き素直に戻れば良いいものを強引にネマガリを漕ぎ無駄な体力を消耗する。 c1100で水を汲むと程なく笹のトンネルとなり濃厚な藪漕ぎを経て南の稜線に飛び出した。 ハイマツに鋸目の入った踏み跡を辿って三角点の設置された山頂に到着する。 稜線の北にポン楽古1365mが構え、ちょうど楽古岳から雲が取れ形の良い頂稜部が姿を現した。 逆にむこうからはどの様に見えるか興味が湧き楽しみが尽きない。 北はピリカヌプリ、南はアポイ岳まで望まれ、 日高町と広尾町それぞれの海を眺めながらネギ入りスープで温まった。 下降は南に派生する小尾根を下る積りがいつの間にか外れトラバースして戻るのも面倒臭い。 結局、稜線1120mコルに突き上げる東面沢を下った。 c550で元の沢に合流するまで十数mの大きな滝が二つ印象に残り、上流は急峻な沢筋に滝が詰まって迫力ありそうだった。

ルートミスが重なり余計な体力を使って山頂到着   こちら側から眺める楽古岳もなかなか形良かった   紆余曲折して下降した東面沢もそれなりに魅力的だ

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