永山岳2046m〜比布岳2197m〜安足間岳2200m〜当麻岳1967m(表大雪)
2000年10月  曇り:晴れ  愛山渓温泉コ−ス  登り3.40(7.7km)  下り4.00(10.0km)  総時間7.40
登山口→(1.05)滝ノ上分岐→(1.55)永山岳→(0.25)安足間分岐→(0.15)比布岳
比布岳→(0.15)安足間岳→(0.15)当麻岳→(1.00)当麻乗越→(0.45)沼ノ平→(0.45)沼ノ平分岐(三十三曲)→(1.00)登山口







 

登山口のある愛山渓温泉までは国道から20kmほど入った場所である。始め10kmほどは狭いながら舗装されてるが後は砂利道となる。真っ暗闇で突然のライトにビックリしたのか道の真中でうずくまる狸がいたり鹿や狐が横切ったりとなかなか野趣に富んでいた。ヒュッテ前は広い駐車場である、車中泊するが寝袋と毛布では寒く朝まで何度も目が覚めた。5時半まだ薄暗い中、早々と一人登って行く人がいた。後々この方と比布岳から帰りをご一緒することになる。腹ごしらえと身支度を済ませ6時に出発する。昨日の小雨で道が悪く途中でスパッツを履く、イズミの沢は水量が豊富で沢音が耳に着く、途中一度の渡渉と小さな滝を眺め、最後に大きな「村雨ノ滝」を右に高巻くが滝壷を眼下に慎重に歩く。(小さな子がいる場合は三十三曲がりの方をお勧め)滝ノ上分岐を過ぎ永山岳への斜面に入る、山側は影でまだ薄暗い感じだが背後は朝日に照らされ沼ノ平の紅葉がなんとも美しかった。しばらくして笹から這い松に変わる頃、足元がやけに滑るのに気づく、なんと岩の表面が凍結しているのであった。更に進むと今度は霜から雪に変わり一面冬景色となってしまった。(写真左)道標に雪が張り付いて踏み後が解りにくいが先を行く人の足跡がしっかり着いて助かった。岩レキと高山植物の急登をジグを切って登る、時々足跡がコースから反れているような所もあったが構わず後に続いた。ほどなく永山岳に到着、ガスで何も見えず多少不安になるが取りあえず稜線伝いに北鎮岳を目指す。稜線左側はかなり切れ込んでるので近寄らないようにした。途中愛別岳の分岐を過ぎ比布岳山頂(写真2)へ至ると雪の深さは10cmほどになっていた。ガスが一瞬ぬけたかと思うとすぐ見えなくなりこの先進むかどうか迷う。足跡は更に延びているが此処で引き返すことに決める。バナナを食べていると先に歩いてる方が引き返してきた。若い人と想像していたが還暦を過ぎた美幌の方であった。北鎮岳から中岳-裾合平経由で戻る予定を中止したらしい、帰りは当麻を廻って帰るというのでご一緒することにした。安足間岳も当麻岳も稜線道の一部と言った感じで素通りした。当麻乗越までは下りが急であったが一気に下る。(初老の男性はかなりの健脚である)旭日岳の雲が切れ冠雪と裾に広がる紅葉に暫し見とれる。(写真3)沼ノ平に散らばる大小の湿原もキラキラと輝き美しい風景に感激した。帰りの道は六ノ沼辺りまでが一番ひどくまるで田んぼ状態であった。一部木道が敷かれているがが三十三曲まで概ね悪い。途中、普段着にスニーカーで登ってきたご婦人にはビックリした。3時丁度下山口に到着する、もし北鎮岳まで足を伸ばしてたら日が落ちてたかもしれない(5時には暗くなる反省・・)源泉100%の愛山渓温泉で汗を流し帰宅する。




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