伏美岳〜ピパイロ岳  1792.0m・1916.5m  北日高   ■Home
2002年6月上旬 曇り後晴れ 芽室山の会コ−ス  登り2.50(6.25)下り1.50(4.25)総時間4.40(10.50)(休憩時間含)
登山口→(2.50)伏美岳→(1.05)コル→(2.15)ピパイロ岳→(2.35)伏美岳→(1.50)登山口 標高差1062m(1407m) 総距離6.2km(13.0km)

登山口は広く車中泊に良いがトイレがない   伏美岳山頂、期待の展望は生憎霞んでいた     ピパイロ岳まで結構遠いなぁ〜(暗雲漂う)

清水町の温泉でついのんびりし過ぎ薄暗くなってしまった。 西伏見橋を渡るずっと手前の砂利道で日が暮れ道が分からなくなり、 何とか小屋に着くと白いライトバンが1台止まっていた。 中には学生グループが晩飯の最中で私は2階に上がってコンビニ定食とした。 下の学生は酒も入って盛り上がっていたがおとなしく8時には寝てくれた。 翌朝3時早くも下でガサゴソし出し予定より早かったがこちらも身支度して先に小屋を出発した。 数百m先の登山口は思ったより広く先客が車の中で支度を始めていた。 登山届けに記帳し4時20分に一番で出発する。 小さな沢を渡り薄暗い登山道に入ると急に熊が心配になって笛を吹き鳴らす。 次第に登りがきつくなり昨日の疲れも残って息が上がる。 5合目で一旦平坦となり左前方に妙敷山(オシキヤマ)が見えるが伏美岳の頂きはまだはっきりしない。 薄っすら雲がかかり時折ぽつりと額に雨を感じながらハイ松帯を抜けようやく狭い山頂に到着する。 強い風が吹き上がり寒くて山座同定する雰囲気じゃなかった。 ガスってはいるが勝幌〜札内〜幌尻〜戸蔦別の展望が得られて嬉しい。 さて肝心のピパイロは思ったより遠く、しかも頂には雲が次々と押し寄せ風が強そうである。 幾つか小ピークを超え「熊の巣」と呼ばれるコルに達する。 開放感と孤独感が入り混じり黙々と歩を進めるが疲れが出て休みが多くなる。 先ほどから風の音に混じって人の声がする。振り返えると誰もいない、幻聴か?  コルから山頂まで標高差400mの登りが苦しく、後から人の気配と思ったらあっと言う間に3名(男1女2)に追い付かれる。 私より1時間遅い出発と聞いてビックリするがタフな彼らに付いてくのが精一杯である。 途中大きな雪渓が出てきて二つ目の雪渓はかなり大きく滑落したら一大事である。 やっとの思いでピパイロの標識に着いた。 少しガスってるが日高の天気としてはましな方か、伏美岳より後ろの妙敷山の方が大きく見えるのが不思議だった。 北日高山脈の展望台とも言える景色を堪能し帯広の3名と共に下山した。 伏美岳の登り返しが辛いが幌尻岳や遠くカムエクの眺めに疲れが癒される。 小屋で一緒だった学生は伏美岳山頂にテントを張りのんびりと過ごすらしい。 すばらしい眺望を眼に焼き付け山頂を後にした。
 鬱蒼とした中間のコル(熊が気になる)     いよいよピパイロ岳が射程距離に       ピパイロ岳から先の峰々、左端(1967m峰)
 左の伏美岳から辿りようやくピパイロ岳へ着く(右:妙敷山)、  中央(幌尻2052.4m)すぐ左(戸蔦別1959m)右端(北戸蔦別1912m)


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