隈根尻山〜待根山〜ピンネシリ山 (樺戸山地) 971.4m〜1002.0m〜1100.3m  地図はこちら  ■Home
2007年10月下旬 晴れ 道民の森一番川コース 延長15.5km
登山口6:30→隈根尻山(8:20-8:45)→待根山(10:37-10:45)→ピンネシリ(11:20-11:25)→休憩(11:30-11:53)→登山口13:23(休憩含)

好天に恵まれ隈根尻山山頂からピンネシリ山を望む  従走路の随所にある案内板、ピンネまで意外に遠い   ピンネと待根山、コルから登り返しがきつい
シーズンオフでひっそりしたキャンプ場を過ぎ駐車場に着くと早い時間でもないのに一番乗りだった。 ゲートを出発してすぐ一番川を徒渉しピンネシリ山と隈根尻山の分岐となる。 林道の続きのような登山道は幾つか丸木橋を渡って沢沿いに延び途中から緩やかな尾根を登っていく。 傾斜がきつくなるとお得意の階段が付けられ山頂から600m程手前の従走路に出た。 道の両側は立派な寝曲り竹に囲まれ山菜の時期なら良い土産が期待できそうだ。
ほどなく山頂に着くと朽ちかけた標識が哀れにも地面に転がっている。 今日は天気が良いので真っ白な大雪山の冬景色を期待したが東方から雲が押し寄せだめだった。 紅葉も終わり静かに冬を待つ樺戸連山を眺め一休みしてさてピンネシリへ出発としよう。
一本道を坦々と行くとポイント毎に案内板と木製ベンチが置かれ動植物の説明や略図まであって至れりつくせりである。 ただベンチ類は雪で壊れたのかどれも座る気になれぬ物ばかりで頂けない。
歩くに従い初め双子峰のように見えた待根山とピンネシリがオーバーラップし暑寒別岳がどんどん近づいてくる。 新十津川方向に延びる尾根と別れ道なりに進むと最低鞍部へ180mの急な下りと200mの登り返しで待根山だ。 ところがこのピークは手前の・878でここから更に40m下り180mの登りが待っていた。
一汗掻いて待根山に着くと冷たい風を避けるように2名休んでいる。 あいかわらず登山路の指示板だけで飾り気のない山である。 三角点がピンネ方向へ数十m進んだ先にある筈だがまたうっかり過ぎてしまった。 いつも登頂の証として三角点は真っ先にタッチするのだがどうもこの山はおまけという感じでいまいち気が入らない。
一番川コースの分岐まで70m下り修復された木の階段を170m登ってピンネシリ山頂に着く。 夕張岳と芦別岳の先が白く冬が直ぐそこまで来ていることを知らせ十勝岳連峰と大雪山は既に半分が真っ白だった。 風が寒いので5分ほど下った日の当たる斜面に腰を下ろしお結びを頬張った。
階段の下りは相変わらず閉口もので忘れていた右膝が久々に痛くなった。 結局すれ違った登山者は僅か数人だけで静かな山をてくてく下り月形温泉で温まり帰宅する。

2003年ピンネシリ山のページ
2000年隈根尻山のページ


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