辺毛山  ペンケヤマ 811m (歌志内市・上砂川町・滝川市)  ■Home
  2017年2月11日 晴れ時々曇り メンバー4名 パンケウタシナイ川〜西尾根ルート
  7:25上砂川浄水場→8:00尾根取付き→(11:50-12:00)辺毛山→14:10上砂川浄水場 登り4:25/下り2:10

アイヌ語のペンケ・パンケ(上下・兄弟)と付く山は道内に多く、週末は天気の良さそうな空知の辺毛山を予定した。 山頂は三つの市町が跨る奥まった場所にあり、また入り組んだ地形で何となく一筋縄でいかない感じの山である。

上砂川町のパンケの湯を過ぎ冬期通行止めゲートの手前から奥沢浄水場まで道が除雪されていた。 沢沿いに新しいスキーのトレースが延びてラッキーが続くと思ったら狩猟者のもで、暫く沢の奥に続くトレースを辿りc290で尾根に取付く。 表面のザラメ雪に苦労して尾根に上がるとまた何処からともなくトレースが現れ、かなりこの山を知り尽くした人みたいだ。 やがてトレースは踏み固められた一級のシカ道に変わり、スキーを手に530mポコの急斜面を慎重に下る。 コルで一休みしながらワカンにするか迷いつつスキーのまま出発、そこからは淡々とした尾根でやがて後方に石狩川の平地に点在する砂川の町が望まれた。

そして雪庇の波打つ山頂稜線に出る。 高曇りの下に芦別のマイナーな山々が広がり、その奥に十勝岳と芦別岳らしき大きな山容がおぼろげに見えていた。 割と遠望の効く景色を楽しみながらピンテ一つない質素な山頂に到着(写真上段右)、木の間に見える端正な山は美唄山と芦奈江岳だろうか意外に近い。 帰りはシールを付けたままポコを巻き、515コルから沢を下ってみるが雪が少なく穴だらけだった。 やはり適当にスキーを切り上げ尾根上のシカ道をワカンで往復した方が早かったかも知れない。 だがそれは結果論で初山はその場その場のワクワクドキドキ感が実に楽しい。 下山後すぐ温泉に入れ、また高速が近いのでもう少し登る人が増えてもいい山ではと思う。


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