ペンケヌーシ岳 ペンケヌーシダケ (北日高) 1750.1m  ■Home
99年7月 晴れ/曇り 六の沢コース 登り3.10 下り2.25 標高差649m
登山口→(0.55)第1林道→第2林道→(0.50)第1花畑→(1.25)山頂
登山口←(1.05)第1林道←(0.10)第2林道←第1花畑←(1.10)山頂

日高山脈館オープン記念「今日はとことんお山のとりこ」に参加してきました。 前日、記念シンポジウムが行われNHK趣味悠々でおなじみの岩崎元朗さんの記念講演「山に学ぶ・山と生きる」を拝聴する。 明日のペンケヌーシ岳は氏の他、NHK取材班等を合せ総勢100人以上の予定だが前線が近づいて全道的に雨とのことだった。 朝まで何度か目が覚め4時半に空を覗くと一安心 身支度を整え 6時半過ぎ登山口へ出発すると車から青空の下にペンケヌーシが見え良い天気になる。 六ノ沢林道を進んで登山口の大きな滝に到着、自分は1斑で7時50分に歩き出す。 滝を迂回する林道を辿って小沢の小さな橋を渡ると下流にもう1本沢があり踏み跡が続いている。 登山はこの沢から始まり、水量は少ないが濡れた岩に注意する。 中高年を意識した登山会で非常にゆっくりしたペース、振り返ると端正な芽室岳が美しい。 休憩を入れ沢登り再開、急だった沢は緩く、2本目の伐採道を過ぎて第1お花畑、 続いて第2お花畑のはずだが大きな雪渓に覆われていた。 ここで缶ビールを入れたビニール袋に雪を入れると頂上でちょうど飲み頃になる。 雪解け水でヌルヌルの笹藪を登るとようやく砂礫の稜線に出る。 昔はコマクサが沢山あって踏まないよう注意したそうだ。 エゾツガザクラ・アオノツガザクラ・チングルマ・ダイコンソウ・キンバイ等の見事な群落に出会う。 山はハイマツと低潅木に覆われ一面緑のじゅうたんを敷き詰めたようだ。 直下の岩混じりにコマクサがポツンポツンと咲き、広い頂上には三角点と標識が立っていた。 雲が広がっているがまずまず360度の眺めだ。 南に芽室岳・ルベシベ山・チロロ岳、東に千栄の集落、赤い屋根は廃校を利用した日高登山学校か? 40km先に夕張岳と芦別岳、 北には雪渓が目立つ十勝連峰 、手前にスキー場のトマム山とリゾートタワーが見える。 下りは伐採道を迂回、下で豚汁をご馳走になり車に乗込むと小雨が降り出した。 プチ沢登りと尾根歩き、日高特有の清々しに満足する。




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