東尾根〜ペケレベツ岳〜北東尾根  (山スキー・再訪)  1532m   ■Home
2014年2月11日 晴れ時々曇り メンバー5名 8:30日勝峠4合目→東尾根→11:35ペケレベツ岳→北西斜面滑降→北東尾根滑降→14:05日勝峠4合目

十勝晴れに誘われ日勝峠の4合目よりダイレクトにペケレベツ岳へ登行するルートを予定した。 去年たまたまペケレベツ岳の山頂にいた若者に倣って下降したこの尾根は日勝ピークを経由するよりアプローチが短いばかりか、 全体にダケカンバの疎林が広がる好斜面だったのが忘れられない。 去年は重い雪にほうほうの体で下っただけに次回は是非雪の良い時にと思っていた。
         
         
札幌から高速を使って2時間、4合目の除雪帯に着くと既に車が入っていた。 このトレースは林道を無視するかのようにタランボの雪原に延び、850m手前で早々と沢を渡っていた。 目的は一緒のはずだが帰りの登り返しを考え、左岸に新たなトレースを刻んだ。 沢中は水が流れ穴だらけだ。 少し早いと思いつつ二股の手前で渡渉し尾根に取り付くと すぐ左から先程のトレースが延びてきて至って順調な出だしである。 ただ今年は雪が少ないのか全体に灌木が目立ち、 木を避けながら小まめにジグが切られていた。 暫く登るとほれぼれする様な疎林が広がって、その先に先行グループが見えてきた。




去年一緒のkanaちゃんが隣の尾根をしきりに気にするが意に介さず先を急ぐ。 振り返るとくねくねした日勝峠が原生林に延び、広大な十勝平野が望まれ良い眺めである。 漸く先行者に追い付くと不意に名前を呼ばれてビックリ、 何と北見山岳会の(芳○さん、杉○さん、高○さん)でこんなところで会うとは奇遇である。 懐かしい面々にラッセルのお礼を述べ先頭を交代した。


やはりどうも雰囲気が違うと思ったら一本外して山頂に直登する尾根を登っていた。 そうと分かったとたん一瞬くらくらっときたが気を取り直して登るしかない。 見渡せば青空の下にメロウな感じの疎林が広がってなかなか良い尾根である。 だが登るにつれどんどん急なオープンバーンになって厭らしさが出始め、 稜線に抜けた時には思わずほ〜っとため息が出るそんな斜度だった。
         
         
稜線から山頂は呆気ないほど近く、薄っすらガスってるが沙流岳や芽室岳が望まれた。 さて下降は登った東尾根に未練があるものの固く急な降り口と下の潅木が気になり予定した北東尾根を下ることにした。 これを聞いたkitaさんがほっとした顔を見せ、北見の三方も一緒に下ることになった。 けど考えてみれば未踏の東尾根を登って無傷の北東斜面を滑るのだからこんな贅沢なことはない。 山頂でシールを外すと直下の斜面にドロップしたいと言うメンバーもいたが流石に勘弁である。
                    


時間があるので稜線肩から北西斜面を一本滑ることにした。 疎林の中は雪がふかふかで気持ち良く、風の無い樹林の下で腹ごしらえする。 肩まで登り返していよいよ北東斜面に向かう。 出だしはこちらも急でそれなりに緊張するがすぐに慣れてくる。 やはり去年に比べ灌木が目につくが何より雪がサラサラで満足だった。 標高差500m以上ある疎林の尾根は結構滑り応えがあって、 みんな雪だるまになりながらお腹いっぱい深雪パウダーを楽しんでいた。 期待通りに楽しく毎年滑りに来たい斜面である。

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