週末は天気が持ちそうな道北に足を延ばして音威子府村の音威富士と天狗山を予定した。
音威富士は去年の秋に林道が廃道とは知らず藪で敗退した山だった。
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早朝、テント場から目指す山がシルエットになって好天を期待させた。
除雪された道の終端に車を止め、1m半程の雪壁を越えて林道に出ると綺麗に均した雪面にトレースが延びていた。
酒の残った頭でもすぐクロカンのコースだと分かったが既にシーズンが終わったみたいで幸先良い出発である。
248の尾根は標高の割に木がスカスカで、後に鬼刺山の尖がりを振り返りながら登ってゆく。
そして木の斑な北西尾根に合流、無木立のオープンバーンが山頂へと延びている。
雪の軟らかい斜面に回り込むと蔦に絡んで撤退したかつての尾根が見え、あの時の苦労は何だったのかと思いながら登ってゆく。
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北に敏音知岳を見ながら台地の様な山頂に到着、GPSでピークを特定して木にピンテを結んだ。
凡そ山頂らしくない風景だがこれで道内に十八ある郷土富士が完登できて嬉しい。
スキー場のポコはここより高く見え、西に天塩山地が霞んでいる。
東の北見山地は平らな風景で晴れていれは函岳のドームが近かったのではと思われた。
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【音威富士山頂からの眺め】西端からはすぐ下に全道で一番小さな音威子府村とゆったり蛇行する天塩川が見える。
遠望が効かず残念だが天塩山地の一角に今年こそは登りたい鬼刺山が見えていた。
そして山頂から30分で帰還、意外に滑りの楽しい山だった。
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<本日二山目の 天狗山 はこちら>
<昨日の 和寒山 はこちら>