2005年6月下旬 晴/曇り
総時間7:00(小休憩含) 標高差970m
登山口P4:00→伏美岳山頂(6:45-6:57)→妙敷山(8:10-9:15)→登山口P12:16
登山道はムラサキヤシオが満開 青空の伏美岳山頂で一休み ラッキーだ!妙敷山まで雪が残っている
例年にない残雪の多さを当て込み伏美岳経由で妙敷山に行ってきました。
札幌から快調に飛ばし19時過ぎ伏美小屋に着くが生憎く団体が入り三人車内で雑魚寝する。
翌日の伏美岳は中腹までムラサキヤシオが満開で登山道はピンクの回廊、オオカメノキの白と見事なコントラストをなしていた。
1400m過ぎから残雪を期待したがいくら登っても雪が姿を見せず当てが外れたかと少し気になる。
予定では8合目辺りから残雪をトラバースして妙敷山との釣り尾根に上る積もりだったが諦め一旦伏美岳山頂へ向かう。
山頂からはピパイロから北戸蔦別までまずまずの眺め、
どの山も雪がとても多く戸蔦別川に流れ込む沢筋の残雪が険しさを際立たせている。
雪を求めて9合目から稜線へ出ると嬉しいことに妙敷山までの片斜面に細々と雪が繋がっていた。
妙敷山の頂へ登るのに少し這松を漕いだがここは稜線から真直ぐ上ると枝を切った跡もあり藪が少ない。
朝方スッキリ見えていた山々もいつの間にか霞んでしまい正面の札内岳と神威岳が目立っていた。
ガケの沢もエサオマントッタベツ川もビッシリ残雪で埋まり切れ落ちた沢の険しさに見とれてしまう。
ここから見ると沢の上部は崖にしか見えないがよく登れたものだと感心する。
今日は伏美岳からピパイロへ向かった人が随分いたようだがツクモグサ狙いだろうか?
下山すると駐車場と小屋の前には車がびっしりで大入りでした。
皆んな良い時期をよく知ってるものだと関心する。
万一残雪が無ければニタナイ沢支流を遡行し妙敷山へ登る秘策を練って来たが稜線の雪が繋がって幸運でした。
帰路の途中で予定の沢を覗くと雪解け水でまずまずの水量と期待の持てそうな綺麗な沢だった。
但し夏場は水量が減るし藪の煩そうな気もするが如何だろう・・
<2010南面直登沢から妙敷山はこちら>
妙敷山山頂、三角点は潅木で見晴らし悪い 妙敷山から伏美岳へ戻る途中、尾根は大方平坦で歩き易いが鞍部から標高差200mあり結構急だ