オロフレ山 1230.8m(道央) オロフレ峠ルート 山スキー  ■Home
2010年1月下旬 晴れ メンバー4名
オロフレ峠9:40→オロフレ山(12:15-12:20)→オロフレ峠14:05

ゲートの開門を待つ間にアイゼン・ピッケルが初めてのタッチに軽くレクチャーする。 買ったばかりのアイゼンを付け嬉々として車道やのり面を歩く姿が可笑しいが本人は大真面目だ、 あとは実践あるのみ今日の山はきっといい練習になるだろう。 メンバーが揃いトンネル出口の広い沢型から急な斜面をスキーで出発する。 枝先の樹氷が真青な空に輝いてる様は感動するほど美しく振り返ると太平洋が穏やかな光を見せていた。

 真っ白な樹氷と紺碧の空は別世界のようで感動する  後ろの太平洋が春の海を思わせる穏やかな日だった  小岩搭郡を超え雪原を思わせる広々とした尾根へ向う

陵線に出ると大きなオロフレ山がいきなり眼前に姿を現し登行意欲が高まってくる。 遮るものが無い雪原に燦燦と日が降り注ぎ冬は風の通り道で悪天が多いとされるこの山にどうやら快く迎えられたようである。 なだらかな起伏の尾根は登るに従い洞爺湖そして倶多楽湖が望まれ手前の加車山が滑り台のような形で面白い。 オロフレ山のすぐ手前にある1062mポコを左から巻くと潅木が煩わしくコルに出て振り返れば右を巻いた方が歩き易そうだった。 雪面は次第にクラストし横風を受けながら飛び出でた潅木を縫うように歩いた。 いよいよ本峰への最後の登りに入り雪の載ってる東斜面をこまめにキックターンで高度を稼ぐ。 きつい傾斜に慣れぬTさんにはそろそろ限界でちょうど山頂まで100mを残してスキーをデポした。 山頂へはツボで往復し此処から右の好斜面を1-2回滑る予定である。 陵上は雪が薄く岩の隙間に足が抜って意外に難儀するが漸く頂に達する所まで登ると何と直下から南東に広がる大斜面が目に入った。 Sさんから「滑りた〜い!」の声が発せられるまでもなくこれを見たからにはただでは帰れまい!スキーを取りに戻ることにしました。 ザックにスキーを括り付け再び山頂までのアルバイトに体は汗ばみ息が上がった。 山頂標識は雪の下に埋もれのっべりした頂から徳瞬別山・ホロホロ山へと続く広い尾根を展望する。 前に門前峠よりこの尾根を経由して登ってきた山行を思い出す。 あの時も天気が良く何故かオロフレ山とは愛称が良いなと一人ほくそ笑んだ。 気温が-14度と低く雪質は申し分ない。 滑りが上手くなったと錯覚するほどダイナミックな斜面を堪能できました。  

 すっきり端正な姿を現したオロフレ山へまっしぐら   山頂直下から南東へ300m以上の大斜面が待っていた   登り返しも大変である、1062ポコの鞍部へ抜ける

<オロフレ山門前峠ルートはこちら>



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