ヲパケシウシベ岳(弓部山) ユンベヤマ 1094m  平取町  (山スキー)    ■Home
2014年3月8日 曇り パンケイワナイ川ルート メンバー3名 
8:05取水場→9:40・c330南西尾根取付き→(12:25-12:40)ヲパケシウシベ岳→13:40・c330パンケイワナイ川出合→14:30取水場

         
            
振内の町を過ぎて岩知志に入るとシキシャナイ岳の鋭鋒に並んで大きく聳える山が見えてきます。 かつてヲパケシウシベ岳と呼ばれたこの山はアイヌ語の造詣に深い「甘藷岳山荘」の中で(弓部山 ユ・ペッ 温泉・の川)とも紹介されています。 松浦武四郎のスケッチにシキシャナイ岳と共に描かれていることを知り、以来この界隈に来るたび気になっていました。


          

低気圧の影響で山選びに苦慮する中、割りとましな胆振方面でこの山が思い浮ぶ。 ルートは豊糠から入って南西尾根を辿るのが良さそうだ。 netで検索してみると最近登ったばかりの記録が一件出てきて驚く、しかもルートや動機が一緒で可笑しい。 日高道を飛ばすと工場の煙突から出る煙が真横になびき、 きっと稜線で風に叩かれるだろうなと覚悟する。 そして国道から幌尻岳の案内板を折れて少しすると武四郎のスケッチと同じ風景が現れ思わず嬉しくなりました。           
         
                    

  

パンケイワナイ川の林道に入ってすぐ取水施設に車をデポ、 さらに深い車の轍が延びていたが恐らく鹿撃ちのようだった。 林道は半ばで早々と消失し、あとは荒れた沢中を進んだ。 危ういスノーブリッジばかりでもう一週間遅かったら辿れなかったかも知れない。 気疲れする沢詰めは1時間半掛かって330の取り付きで終了、少しほっとする。 凹凸の目立つ植林帯に登高を重ね650のコルで尾根上に出る。 こんどはガリガリ斜面に浅く載った雪で登り難いのなんの、 特に700前後の急な痩せ尾根は引っ掛けシールに辛く、何処まで続くのか先が思いやられた。           
         
                    

  

幸い750からは滑りの楽しめそうな尾根が900まで続いてほっとする。 もし天気が良ければ幌尻岳からリビラ山まで長大な山並みの奥に日高主稜線が見えていたかと思うと残念だった。 950から再び細尾根が続き、相変わらず南斜面が落ち込んで気は抜けないが雪が多くなって登り易い。 西から尾根が合流するといよいよ雪庇の頂稜を辿る。 北斜面はカンバの細木がこれでもかと言うくらい密集し、 南に張り出す雪庇の先が時折り音も無く崩れ落ちてはっとする。           
         

                    

  

登り切った高みにはピンクテープすらない質素な山頂で残念ながらガスっている。 北は潅木だが南は雪庇の先に日高の大展望が広がっている筈だ。 風が止んだ山頂でシールを外し細尾根を慎重に下る。 この山で唯一気持ちの良い快適尾根を滑り終えた所にkuさんが目印を付けていた。 そこから700の痩せ尾根を大きくトラバースして650のコルに戻る。 初見に拘わらず見事なルート取りだった。 スキーの下山は流石に早く、下の植林帯を横滑りで抜けて沢の出合いとなる。 かつて松浦武四郎がスケッチした山、今は名前すら忘れられた存在だが登り応えのある楽しい山だった。           
         













































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