八百五十(大夕張)  ハッピャクゴジュウ  850m  (夕張市)   ■Home
2016年4月6日 晴れ 大夕張ルート メンバー4名  
7:40国道452号→(10:00-10:15)八百五十→11:20国道452号 登り2:20/下り1:05

最盛期に2万人近くの人口を数えた大夕張地区も今は大方がシューパロ湖の底に沈んでいる。 八百五十はその標高から呼ばれた大夕張の裏山でかつてゲレンデがあり、また山スキーでも親しまれていたようだ。 先日たまたま付近の国道を通りかかるとトレースが斜面に延びてどうやら八百五十に登ったものと思われた。 ごくありふれた低山だが展望が良さそうなので訪れてみることにした。

清水沢から国道を現地に向かうと夕張岳に次々と雲が押し寄せ、どうやらピーカン予報が外れた様だ。 半ば諦め気分で車を止め、ワカンとスノーシューで474の小尾根に取り付いた。 尾根には地図に無い林道が延びて、遠回りさせられそうな所は直上して進む。 やがて650mで緩やかな広尾根になり、今はすっかり木が延びているがヒュッテのあった場所だろうか。 楽し気なスロープの名残りを感ずる尾根の先に山頂と思しきピークが見えていた。

稜線直下の急斜面には小さなクラックが入り、所々に地面が見えるのでなるべく木々の間を縫って登る。 稜上では西風を受けるが雲の動きに比べると思った程でなく幸いだ。 山頂は目と鼻の先で今の時期にしては小振りの雪庇に沿ってこじんまりしたピーク(△点名:主夕張)に到着した。
          

【八百五十山頂からの眺め】揃って写真を撮るのもままならぬほど小さな頂だが灌木越しに芦別岳〜夕張岳の山並みを一望、更に遠く日高の山が望まれた。 目立つ山が多いこれら東方の景色に比べると西方は木々の間に特徴のない夕張山地の低山が広がっているだけである。 見下ろすシューパロ川の流れに沿って変わり果てた大夕張が見え、往時の賑わいを想像しながら山頂をあとにした。          

<大夕張についてとても参考になるサイトはこちら> 


          

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