北を通過する低気圧の影響で大荒れの予報、各地で暴風雪の恐れとか・・。
朝起きるとそれほどでもなく急きょ風の弱そうな夕張方面を物色し、
目に留まった人漁山という三角点から鬼首山を再訪してみる。
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札幌から遠ざかるほど良くなる天気にウキウキし、ちっぽけな十三里駅を見過ごし紅葉山で引き返す。
国道の上を高速道が横断する所から踏切を渡った道路に車を止めスキーで出発した。
高速道に平行して進み、258標高点の南東尾根に取り付いて程なく地形図にない十三里2号作業道が現れる。
尾根上の道は山頂稜線の北コルまで続き、出発から2時間弱で三角点の木杭が頭を出す人漁山(写真左)に到着した。
木に囲まれた無名峰だが初ピークに変わりはなくそれなりの満足感を得る。
風で寒いがこのまま帰るのも物足りないので予定通り3.5km先の鬼首山に向かうことにした。
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西風を受けながら雪煙の舞う広尾根を辿るとやがて小さな雪庇が波打つ細尾根に変わる。
ポコを幾つか越えた610mの細尾根の先からは漸く鬼首山の山頂(写真上右)が見えてほっとする。
コルに下って最後の急登を一踏ん張りして山頂に到着、人漁山からちょうど2時間だった。
ブリキの標識が白くなって寒々しく、ガスと立ち木で展望は無いが同行の喜び様はひとしおである。
さて13時なのでシールを付けたまま慎重に下り始めると眼下に沼の沢の集落と田畑が見えてくる。
風が止み青空が覗くまで天気が回復する中、頻繁に姿を見せる鹿に見送られてゆるゆる下った。
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<2010年の 鬼首山〜沼の沢ルートから はこちら>