ニオベツ川南西面直登沢〜オムシャヌプリ(南日高) 1363m
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2004年10月上旬 曇り 登り3:20 下り1:55 メンバー4名
8:10翆明橋→8:30直登沢出合→(11:30-12:45)オムシャヌプリ→14:40翆明橋(休憩含)
秋になって沢登りする人もめっきり減ったか翠明橋公園に山屋の姿は見当たらない。
昨夜仮眠した休憩小屋も閑散としていたが今夜も連泊する身には好都合である。
霧雨で路面が濡れ峠の朝は涼しさを通り越して寒いほどだった。
国道を下り右の林道伝いに翠明橋の下を通ってニオベツ川に入るとすぐ南西面直登沢の小さな流れと出合う。
狭いだけで何てことない渓だと思ったがすぐに小滝が連続しc590で最初の滝が現れる頃にはすっかり眠気も吹っ飛んでいた。
c630の二股を過ぎ十数mはある急な滑滝を越えるとc700で20mの滝を登る。
この滝の右上部にある出っ張った岩が邪魔だった。
やたらと滑が多くしかも結構急なので気が抜けない。
c780で忽然と前方に壁のような大きな滝が視界に入った。
近づくとダムの様に傾斜を増し上部はほぼ垂直に立って落ち口から水飛沫を上げている。
我々の技量で直登には及ばず素直に右のルンゼから高巻いたがこちらもそれなりに大変だ。
なかなかルンゼを抜け出せないで結構な高さまで登り沢身に降りるまで30分ほど掛かった。
c900で20mはあるきらきら光る滑滝に出合う。
簡単だがぬるっと滑り上は四つん這いで水際から登った。
もう大きな滑も滝も現れないが水の無くなる間際まで小滝が詰まって楽しい沢だった。
藪漕ぎも軽くポンとピークから少し離れた西の尾根に飛び出た。
次々と押し寄せる雲間に青空も覗かれるが日高の展望は得られない。
いつもの大休憩をとって帰りは東峰とのコルから上二股の沢へ下った。
こちらは滝もなくゴロタ石ばかりが続き上二股の沢との出合いから作業道を見つけて戻った。
c780で立ち塞がるように現れた30mの大滝 四つん這いで水際から登った急な滑滝 面白みに欠くが下降はここを使うのが無難だ