オコタンペ川〜620m大滝 (遡行) (道央) 地図  ■Home 
2010年8月下旬  晴れ メンバー2名
13:50オコタンペ湖道路→14:00・460mオコタンペ川出合→14:40第一オコタンペ橋→14:50・620m大滝→15:05第一オコタンペ橋→15:20オコタンペ湖道路
木々の緑が鮮やかでなかなか雰囲気のある沢だった  砂防ダムの下を潜ったのは後にも先にもこれが初めて  沢中に埋まる車には驚いた次は何が出るか楽しみだ

漁川640右股を終え少し疲れたが続いてオコタンペ川の遡行へと向う。 オコタンペ湖より支笏湖へ流れるこの川は短いながらも急流でそこそこ面白いのではないかと期待している。 オコタンペ湖展望台の駐車場にチャリをデポし身支度して車で移動する。 入渓は奥譚キャンプ場付近からを予定したが時間が迫り一本目の枝沢付近に車を止め割愛することにした。 小さな枝沢は温泉かと思うほど白濁し沢中が石灰で白くなり風変わりである。 程なくオコタンペ川本流と出合うと川床が明るく水がやけに青く見えた。 沢のブルーに木々の緑が鮮やかでなかなか雰囲気があり紅葉の時期ならさぞかし綺麗だろうと思われる。 ただ行く先々に河川工事の際の落し物が目に付き残念である。 雨続きで普段より水量は多いと思われ流れに勢いがあった。 小滝から落ちる水が泡立って釜の深さがよく分からない。 腹まで水に浸かってもオコタンペ湖が溜め池になってるせいか冷たくないのが幸いである。 忽然と黒い砂防ダムが現れ決壊した穴を潜り抜ける。 そして第1オコタンペ橋が近づくと両岸立って渓谷の様相となった。 おやおや何だこれは!橋の下に朽ち果てたランクルが1台埋まっていた。 橋から落ちたのは容易に想像が付いたがはたして運転手は無事だったろうか? 次々に珍しい物がお目に掛かれ退屈しない沢である。 橋を過ぎると小滝が連なり橋の上からも見られる大滝が垣間見える。 この辺から岩に黒っぽい藻が生えぬるぬる滑るようになる。 先を急ぐように小滝を登ると水飛沫を上げる大滝がありました。 ちょん切れた古いザイルがフィックスされ登ってる人もいるようである。 と言うかここは両岸が立った崖で高巻けないから登らなくてはオコタンペ湖へ抜けれない。 飛沫を浴びながら滝壺に近づくと岩は順層で手掛かりはありそうだがあまりの水量にその気は失せてしまった。 既に15時を回りオコタンペ湖からチャリまで小1時間は要るだろうから退散を決める。 第1オコタンペ橋から道路へ出てテクテク歩いて車に戻った。 何もわざわざ展望台まで行かなくてもオコタンペ湖で引き帰せば手っ取り早く戻れた訳である。 短時間でちょっとした渓谷を楽しめる手軽な沢だが短すぎて物足りないのが難点である。

第1オコタンペ橋が近づくと渓谷の様相に変わる   沢登りツアーも入り期待したがあまりに短か過ぎた   さしずめこの大滝はオコタンペ湖への関門と言える


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