連休後半は雨がちで気温も低く、天気が持ちそうな道北の小平蘂岳を予定した。
山名のオビラシベとはアイヌ語で「オピラウシペッ・川尻に崖のある川」という意味で小平蘂川の源頭にある山というのが由来なのだろう。
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先日のoginoさんのfbを見てクラックが入ってなさそうな緩斜面のルートを選んだ。
国道から入ってすぐの除雪端からスキーで出発、意外にもスッキリした山並みに迎えられる。
どうやら白くつんとしたのが小平蘂岳で左端が足を延ばしたい釜尻山のようだ。
林道は320m付近まで延びて、少し先の二俣から尾根に取り付いた。
程なく雪が途切れてワカンに替えたがその先は再び雪の緩斜面でいささか早計だったようだ。
戻るのも面倒なのでちんたら登ってゆくと左の尾根の上に三頭山が望まれ、
後ろに幌加内政和の集落と畑が広がっていた。
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山頂の北500mのポコをトラバースして天塩山地の稜線に出る。
北に一番高いピッシリ山と隣に朱鞠内湖を見て、今さらながらここは道北なんだと実感する。
ちなみに小平蘂岳は三頭山に次いで標高第三位だが広い稜線からは緩やかなポコの一つという感じである。
西から尾根が合流する付近は窪地が多く、どうやら地形図で湿原の上にいるようだ。
そして雪の重みで曲がったカンバに道北らしさを感じながら笹の山頂に到着した。
南から怪しい雲が押し寄せ、ここで引き返した方が無難なようだ。
車が見える手前でぽつぽつ降り始め、幌加内蕎麦を食して温泉に向かった。
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