ヌモトル山 613m (日高町)  地図はこちら   ■Home
 2013年11月9日 晴れ 東尾根ルート メンバー5名
 11:05林道→(12:00-12:50)ヌモトル山→13:20林道

ヌモトル山は厚別川と里平川に挟まれた日高町三和にある二等三角点の山で、 山名辞典にアイヌ語で(魚を水滴ついたまま取れる川)とあるがこれではどうもはっきりしない。 ロードマップにも載って前から気になっていたがだらっとした山容でいま一つモチベーションの持てぬ山だった。 登るなら雪の積もる前がベストだろうと、近くの山とセットで出掛けてみることにした。




山も人も見た目で判断してはいけないが三和地区からは山と言うより丘で、 尖がりの一つくらいあっても良さそうな山容である。 林道ゲートから300mちょっと登るだけだから先の賀張山より楽だろうと思ってたら何とゲートが解放されていた。 恐らくハンターが入ってるのだろうが少し楽させてもらう代りにビクビクさせられるのは勘弁である。 傾斜の緩やかな東尾根は背の低いみやこ笹に覆われ、木もまだらで歩き易い。 そして480mで急に視界が開けて一休みすると、そこから尾根の右斜面に古い作業道が延びていた。 木の間に冠雪した日高の山々を眺め気持の良い登行を続ける。 すると突然、足下からぞっくり切れ落ちた沢の大崩壊地に突き当り驚かされる。




この崩壊地の手前から急斜面の笹薮を直登すると古いバッテリー等の残骸が落ちていた。 何か作業場でもあったのだろうか?ふとこの山にまつわる話を思い出す。 そして呆気なく細長い山頂に到着、思ったより良い眺めで嬉しい。 三角点「奴牟取山」の埋まる草むらにどっかと座ってうどんを食す。 小春日和を思わす陽気にばかばかしいお化け話も何処へやら・・小一時間ほど楽しく過ごす。 尾根を真直ぐ下ると反対側の斜面にも崩壊地があり油断できない山だった。




ただのピークハントの積りだったが藪が薄い上にこれだけ眺望が得られれば満足である。 もっとも山頂よりすぐ下の崩壊地の方が眺めは良く、白くなった貫気別山からリビラ山、ピウ岳の山並みが目の前に広がる。 また頂きから南東方向には中日高山域のマイナーな山々が頭を覗かせるが、 山座同定できる地図を持ち合わせてないのが残念だった。

























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