野塚岳1353.2m 〜オムシャヌプリ1379.0m 〜十勝岳1457.2m(南日高)  ■Home
2004年8月下旬 曇り後晴れ メンバー3名
コース ニオベツ川南面直登沢〜十勝岳南面直登沢
野塚トンネル南口入渓点630→820m三股745→920m二股820→野塚岳(1110-1200)→下降尾根1230→オムシャヌプリ1550→テンバコル1630
テンバコル610→オムシャ東峰630→C1190最低鞍部910→十勝岳(1030-1120)→c1350コル(1140)→源頭1215→c520本流出合1420→林道1520→楽古山荘1540

野塚山頂からニオベツ川を見下ろす          オムシャ東峰より野塚双子峰、間に日高の稜線が続く  中央コルが快適だったテン場       

楽古山荘へ23時に着きそっと2階に上がってささやかな安着祝いを始めた。 翌日、山荘前に一台デポし野塚トンネル日高側のパーキングより出発する。 電気施設からの護岸が高くて降りれず50mほど下流から入渓した。 昨夜の酒が過ぎ頭は天候と同じでスッキリしないが沢の雰囲気はとても明るい。 780m三俣真中からいくつか滝や滑が現れ920m二股右から滝の連続となるが直登は難しくない。 今回はKさんをトップに同行したS女を要所で確保するが時々黄色い悲鳴が谷間に響いた。 c1200で右に入り藪漕ぎもなく野塚岳山頂に上がり大休止する。 ピーカンの予報が外れ太平洋側から雲が沸き立っていた。 オムシャヌプリへの踏み跡は所々に笹が被り不明瞭である。 標識のないオムシャ山頂から降ったコルは良いテン場で暗くなってから満月を見ながら祝杯を上げた。 翌朝は雲一つない快晴だが東峰の影になってコルまで御来光が届かず残念である。 周りの山々に日が射して真っ赤になっている。 十勝岳に向い腰程の這松漕ぎにSさん大いに苦戦するも少しずつ慣れてきた様子である。 小ピークの大半は岩峰で重いザックを背負って越えるのに一苦労するが日高の稜線を眺めながら歩くのは何とも贅沢な気分である。 暫くするとハイ松の背が低くなり踏跡もはっきりするが鹿道が多く騙されそうになる。 最後の鞍部からハイ松に手こずりながら300m登って十勝岳の山頂に至った。 眺めはピークより手前にあるテン場の方が良く遠くに1839峰やカムエクが望まれた。 このテン場は土木屋が作ったと思わせるほど平らである。 稜線を楽古側へ下ったコル1350付近より源頭めがけブッシュを掴みながら急斜面を下降した。 水が流れ出すc1050辺りで靴を替え、ガレが続く急斜面を下降すると左岸に大規模な崩落箇所があった。 c900付近の滝2-3箇所は左岸を降りザイルを出すことなくc530出合となった。 楽古山荘まで戻る道すがら振り返ると下降した沢が殆ど垂直に見えビックリした。  <冬の野塚岳はこちら>
     
1343ピークに上がった満月(テントから)       オムシャ東峰より十勝岳への稜線(岩峰と這松が塞ぐ)  十勝岳より中央楽古岳、途中コルより下降する

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