南西面直登沢〜野塚岳〜南東面沢〜北面直登沢〜オムシャヌプリ〜南面沢
                       1352m,1379m (浦河町・広尾町)  地図はこちら  ■Home
 2013年8月24-25日 曇り時々晴れ メンバー3名
8/24 曇り時々晴れ 7:35翠明橋公園→7:55ニオベツ川入渓→(11:00-11:20)野塚岳→13:10野塚川Co570二股C1 
8/25 晴れ後曇り  6:20C1→(9:30-9:40)オムシャヌプリ→9:55コル→11:20上二股ノ沢出合い→12:00翠明橋公園

今夏は天候不順でやたら雨が多くてまいる。今週末も全道的にぱっとしない予報だが南日高が時々雨で割りとましだった。 計画はニオベツ川から野塚岳を越え野塚川の二股で幕営、翌日、野塚川左股からオムシャヌプリを経てニオベツ川に戻る予定である。 山中泊で雨というのは正直気がすすまぬが降られても野塚岳界隈なら如何にでもなるだろうと出発することにした。




<ニオベツ川南西面直登沢〜野塚岳>  札幌から翠明橋公園まで2時間半で到着、今までの最速だったかも知れない。 身支度して国道を歩き、いつものトンネル脇から入渓する。 暫くは退屈なゴーロ歩きだが時折日が射し、一昨日の寿都幌別川の反動か沢がやけに明るく水がとても綺麗に感ずる。 やがて二股から手頃な滝が連続して一気に高度を稼ぐ、疲れが残って二人のペースに付いてくのがやっとだ。 詰めは人が多く入る沢だけあって非常に明瞭、藪漕ぎなしで野塚岳山頂に飛び出す。 雲が広がり展望はトヨニ岳までだが風が無く穏やか、どうやら雨の心配はなさそうである。




<野塚岳〜野塚川南東面沢>  主稜線を少し下るとテープが目に留まりそこから下降開始、笹と潅木を掴んでづるづる下る。 この沢は二度目、左右から水を集め結構な流れになっても記憶が飛んだままだ。 c720で4m釜持ちクライムダウン、c670で10mの滝ここで漸く記憶が繋がり、ザイル出して左岸を下る。 すぐ下に樋状の連滝、c630で6m二条の滝、みな適当にクライムダウンしてc570二股出合いに到着する。 確か良いテンバはなかったような?手分けして探すと焚き火の跡を発見、手頃なのを一つ見つける。 テント本体は持参せず木にロープを張ってフライを吊るしてお終い。 軽くて良いが雨が降ったらちょっとあずましくなさそう。 小振りな岩魚が十数匹釣れ、塩焼きとから揚げにする。 時間持て余し19時前にシェラフカバーに包まったが、hiさんは焚き火の側で寝る。 夜半、雷鳴と共に雨がぱらっときたがほんの一瞬で澄んだ。




<野塚川北面直登沢〜オムシャヌプリ>  上々の天気、たっぷり睡眠とって気分も良い。 ラーメン食べ、テン場撤収、川下で無防備に尻出してたら傍を数名のパーティーが通り過ぎていった。 この沢も二度目だが記憶では滝が多く、明るく開けた沢である。 すぐ10m滑滝と樋状の小滝群を直登すると次の屈曲する8m滝でザイル出してる先行パーティーに追い着く、下で暫し休憩する。 続く8m二段の滝でもザイル出してたので先を行かせて貰う。 次のc650釜付8m滝は左岸へつって直登、残置シュリンゲの5m滝、V字小滝とテンポ良く滝が続く。




c870・10m、c930・10m共に右岸側壁をトラバース、c970で15m滑滝を越えると滝登りが終わって癒し系に変わる。 滑が暫く続いた後、左にコルへ至るロックガーデンをやり過ごして沢形を詰めことにした。 数十m潅木を掻き分け浅いハイマツを踏んで西峰に到着、 ガスで何も見えないのですぐコルに下り、ガレガレの下降沢から翠明橋公園に戻る。 札幌は黒い雲に覆われ相当悪かったらしい、儲けた二日間だった。 日高の沢は外れが少なくて良い、また余裕の行程でノンビリ沢泊が楽しめた。

























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