西クマネシリ岳〜ピリベツ岳  1635m・1601m (上士幌町・足寄町)  ■Home
2015年5月23日 晴れ時々曇り メンバー5名
8:50登山口→(11:10-11:25)西クマネシリ岳→(12:45-13:40)ピリベツ岳〜14:05コル1415m→15:15登山口


三国峠展望台から眺めるクマネシリ山群、左から順にクマネシリ岳、ピリベツ岳、西クマネシリ岳、南クマネシリ岳が並ぶ。 前から気になっていたオッパイ山を登るとクマネシリ三山完登となりとても楽しみである。
         


札幌から登山口まで高速で3時間足らず、標高が既に900mを越えてお得感のある山だと思う。 雪解けの早さはこちらも同じで沢沿いの道から尾根に取り付いて漸く雪が現れた。 カンバの枝越に西クマネシリ岳の山頂が望まれ、いよいよ急な岩稜帯の登りになる。 その途中で足元の切れ落ちた箇所を飛び越え、ハイマツに囲まれた初ピークを踏んだ。


          


稜線続きにグンと盛り上がった頂稜部と平らなシッポが特徴のクマネシリ岳(アイヌ語で物干し棚の様な山の意味)が近く、 その向こうに北陵岳と喜登牛山のなだらかな山並みが見える。 この時期ならまだ山の上は大方雪だろうと思っていたがここまで消えていたとは・・・六月山開きくらいの感じである。
         

          


こちらは南クマネシリ岳、去年登ったばかりだがガスってたせいか印象の薄い山である。 かつてこの山域では林業が盛んに行われ山肌に刻まれた伐採道の跡が痛々しい。 だがその跡を使って山頂を踏めるのだから有難い。 右端に残雪を抱いたニペソツ山〜ウペペサンケ山〜然別湖周辺の山々が望まれ、 更に薄っすら雲が広がっているもののトムラウシ山〜石狩連山〜表大雪〜北大雪の展望が見事である。
         


さて次に向かうピリベツ岳は意外にも先端が平らな台形状である。 分岐から踏み跡を外さない様にコルに下ると残雪の周りがちょっとしたネギ畑になっていた。 東西に長い雪の山頂部を辿ってブッシュに囲まれた山頂に到着する。 木の枝越しに大雪〜東大雪の山々が近づき、そして西クマネシリ岳の先に遠く阿寒の山々が見えていた。 もしこっちを先に登っていればこれでも十分満足出来そうな展望である。 風を避け山頂下の雪上でラーメンタイムとし、コルから沢へ下ることにした。 雪渓を快適に下ると雪解け水の流れる沢沿いに鹿道が延び、更に1200m位で作業道が現れ呆気なく登山口に帰還する。 オッパイ山は標高の割にお手軽で思った通り展望の良い山だった。

<2014年のクマネシリ岳はこちら>
<2014年の南クマネシリ岳はこちら> 














































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