芽刈別第三支川〜ニセイカウシュッペ山  1878m(上川町) 地図はこちら  ■Home
 2012年9月8日 晴れ メンバー6名
 7:55登山口c1140→8:15入渓c1050→12:50登山路→(12:55-13:40)ニセイカウシュッペ山→14:10大槍→16:00登山口

登山路から終始見下ろせるこの沢は「北海道の山と谷」にも載ってるがいまひとつ遡行意欲の湧かない沢である。 周りから覗かれてるような地形からか或いは近辺に面白い沢がいっぱいあるせいか? あまり行ってきたという話しも聞いたことがない。 週末は北大雪の沢を2連荘の予定だから初日に軽めの沢を物色していたところタイミング良くhymlでこの沢の報告が入っていた。 どんなもんか騙されたと思って出掛けてみることにした。

逆行で眩しい沢を1時間ほど歩くと少し良い感じに・・  c1320で釜付6mの斜滝、うっは〜泳いで突破するか?   6m・F2は取付き滑って微妙、水際左から直登する
5時過ぎに札幌を出発して高速に乗ると2時間半で登山口に到着することができた。 久々の古川林道はやけに長く感じられたが道の状態は良く、ゲートの鍵は開いたままぶら下っていた。 身支度する間にあれよあれよと車がやってきて駐車場はすぐ一杯になった。 登山路から適当に笹を分けて藪を下降するとまだ藪漕ぎ経験のないnoriちゃんが遅れだす。 端々に育ちの良さを感じさせる彼女には屁みたいなこの藪が核心だったらしい。 渓は予想通りのブタで別に驚きもしないが水が少ない割りにやたら冷たかった。 日が刺し込んで明るいだけが取り柄の沢を歩くこと1時間あまり、 苔の付いた段差のような小滝や小釜、猫の額ほどの滑がやけに新鮮に見えてくる。 やがてc1300を過ぎると真っ黒い釜を持った6m程の斜滝F1が現れた。 全体的につるつるして泳いで取り付くのがベストだが水がまだかなり冷たい。 kanaちゃんが泳ぐ気満々だが後に誰も続かない雰囲気を察し、素直に皆んなで右岸を巻いた。 次の6mの滝F2は取り付きが逆層で渋かったが水際の左を直登し後続にザイルを出した。

c1580で大雪山らしいスケールの滝10m・F4現れる    取り付いてみると、クラックがなかなか登れない   8mの細い滝F5は全身シャワーで水流を直登した
暫くは小振りな滝と小さな釜がちょこまか出てくるだけだが前方に1742峰が望まれ雰囲気が良くなってくる。 5m程の小滝F3を登ると両岸狭まるその奥に10m+4mの大きな滝F4が落ちて目を見張る。 大雪山らしいスケールのこの滝をまともに直登するのは困難だが左岸にクラックが入って登れそうな気もする。 だが見た目より手強そうな感じもして左岸草付きを高巻くのが無難である。 既にkitaさんは高巻きに掛かっているがetuちゃんは気になるのか動こうとしない。 「この溝に沿って登ったらいけそうじゃん!」と仰るので、 折角ならと滝上から確保してもらい岩登りに興ずることにした。 見た目ではさほど難しそうでないが、 いざ取り付いてみるとやはりクラックに手こずる。 手掛かりが薄く敗退者も出たが抜けるとあとは快適だった。 この大滝は上に2段目4mがありこれを越えると前方に8mの細い滝F5が見えていた。 ここはetuちゃんが取り付くやあれよあれよと言う間にシャワーで突破するものだから否応なくこれに従う。 後続にはザイルを出して一人づつたっぷり水浴びして貰った。 一番時間の掛かったnoriちゃんは全身びしょ濡れだが初めてのシャワークライムに爽やかな笑顔を見せていた。 次の4mの斜滝を登ると上に狭い滑が続き、途中で乳白色の滑に変わったりと興味深い。 程なく源頭へ導かれ、藪漕ぎ無しで登山路へ抜けた。

すっきりした秋空のもと360度の眺望を楽しむ    大槍まで路がありその先にもコブが連なっていた   今日一番の感激!大槍最奥の岩峰に揃って立った
すっきりした秋空のもと360度の素晴らしい山頂展望が待っていた。 歓声を上げながらパノラマ写真を撮ったり、山座同定を楽しんだりと忙しい。 東大雪の山々がいまひとつはっきりしないがkanaちゃんが次々に山を言い当てるのに歓心する。 ラーメンを作って小腹を満たし大槍へ向う。 辿った沢筋を眼下に見据え馬蹄形の登山路を下ると、 途中に明瞭な踏み跡が大槍のピークへと続いていた。 ピークはラクダのコブのように連なり、 折角なら一番高そうな最奥を目指すことにした。 僅かな距離だが岩稜とハイマツの中に延びる踏み跡は足元がスカスカして高度感たっぷりである。 6人揃って立つのが精一杯の狭い頂からの眺望はこの上なく皆んな感激している。 登山路に戻ると辿った沢筋に数名のパーティーを見つけ、 大声を上げると応答があった。 実は我々の前にも濡れた足跡があったので、 この日は3パーティーが入ってたことになる。 この沢で普段は考えられぬことであり、先週の報告を見たHYML関係者に思われた。 「今日は軽めの積りが8時間も掛かってしまったね」と言うと。 「けど、ここは滝を登らず巻いてばっかりじゃ面白くないんじゃない」とmariさんの言葉に同感する。 唯一巻いたF1がちょっぴり心残りだった。



















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