日本海側に強風予報が出ているものの支笏湖は少し内陸だからと来てみたら木が揺れ雪煙が舞っていた。
どうやらここは日本海から風が吹き抜ける場所らしく予定を変えて支笏湖外輪の低山を登ることにした。
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林道ゲートに釣り人の車が止まっていたので国道脇に止めスキーで出発した。
昨日のシューの跡があり、丹鳴山にでも行ったのかと思ったがどうやら同じ山のようだ。
裾野から古木や大木が点在する南東尾根に取り付いて暫くすると再びシューの跡が地形図にない林道に延びていた。
450mで林道を離れ、開けた広尾根を登ってゆくと次第に景色が広がって恵庭岳を始めとする支笏湖周辺の山々に度々足が止まる。
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丹鳴尾(写真左)は木の無い平坦な山頂で西端の木にピンテが結ばれていた。
広大な支笏湖台地が見渡せ、徳舜、ホロホロ、羊蹄山など高い山が雪雲に煙っている。
だが白老岳の近くに弁慶湯(山)と津軽実不(山)を発見、また竹山など見掛けは悪いが登った山が分かるとつい嬉しくなる。
さて割と遠い丹鳴岳とフレ岳を眺めながら次の鳴尾山(写真右)に向かうとする。
誰が付けたか鳴尾山はただのポコかと思っていたが谷越しに見ると結構どっしりした山容である。
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途中、開けた斜面からの支笏湖にうっとり、風不死岳がなかなか良い眺めだ。
鳴尾山まで距離は知れているが細尾根と急なポコでそれなりに時間を要す。
だが急斜面に見えた鳴尾山も取り付くとそれ程ではなく、淡々と質素な山頂を踏むことができた。
先程の山と違って木が眺望を邪魔するが少し開けた雪庇の南端に行ってみる。
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【鳴尾山からの眺め】今度は対面に三角点ピーク丹鳴尾の眺めが良く、どちらもポヤポヤした頭である。
風不死岳、樽前山、多峰古峰山と南多峰古峰山、ポンベツ川流域のポコポコした山、白老岳、徳舜、ホロホロなど良い眺めだがすっきりしない天気で残念だ。
さてスキーで下る途中、丹鳴尾をシューで往復した団体とすれ違う。
こんな風の強い日にしかもこんなマイナーな山で人に会うとは思わなかった。
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