七ツ岳 957m (上ノ国町・福島町・知内町) ■Home |
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檜山森林管理署にゲートNOを尋ねると先週の台風でまた路肩が崩れたとのこと。
出鼻を挫かれた思いだが4kmなら歩いても許容範囲だ、札幌からだとまた何時になるか分からないので出掛けることにした。
木古内経由で神ノ国に向かい湯ノ岱橋を渡って程なく、まだ舗装だというのに熊の糞がボロボロ落ちていて驚く。
上ノ沢橋のゲートで開錠、ここから登山口まで9.3kmあるが道の荒れ様は結構なものだ。
途中一箇所崩壊地をやり過しそろそろストップかと思っていると何と登山口が見えてきた。
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霧雨でテンションはいま一つだがここまで車が入れただけでラッキーだ。
身支度して普段は持たないナタをぶら下げ東コースを出発する。
すぐにタチギボウシの群落が広がる水辺に出る。ガスで何も見えないが七ツ岳大沼のようだ。
数年前にルート変更された登山路には要所に案内板が設置され、笹も綺麗に刈られて有難い。
ただ雨に濡れた笹の枝が散乱して滑り「やっぱり地下足袋で来るんだった」とぶつぶつ言いながら急斜面を登る。
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そして稜線から呆気なく七ツ岳の山頂に到着、二等三角点と標識の周りの笹を刈る。
この標高にしては立木が少なく、天気が良ければ大千軒岳や横津岳は勿論、
函館や海峡を隔てた青森の山々が見渡せる筈で残念だ。
去年登った下北半島の山や帰りのフェリーから七ッ岳の尖がりが印象的だったのを思い出す。
下りは分岐から西コースを辿ると幅3m位の作業道になって途中の分岐を無視して真っ直ぐ進むと車を止めた第二駐車場だった。
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長い林道も帰りは短く感じられ、何より林道を歩かずに済んで嬉しい。
まだ時間が早く元山〜笹山〜八幡岳を周回できそうだ、
湯の岱温泉に後ろ髪を引かれつつ江差に足を延ばすことにした。
遮断機が撤去されてまだ間もない踏切からは赤錆びた鉄路と草の生えた駅舎が寂しげに見えていた。
七ッ岳もどんよりした雲に隠れたままでアプローチの林道さえ良ければ展望を確かめにもう一回来ても良いかなと思える山だった。
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