喜茂別岳〜並河岳〜中岳〜無意根山 (スキー縦走)       地図はこちら    ■Home
1176.9m〜1258.0m〜1387.8m〜1460.5m      小喜茂別岳〜喜茂別岳はこちら   中岳〜無意根山はこちら
2003年4月下旬 晴れ 黒川コース〜元山コ−ス 総時間9.30(小休憩含) 標高差960m 累積標高差2495m 総延長19.0km
黒川車止め5:50→喜茂別岳8:40→並河岳9:50→中岳11:20→無意根山12:45→無意根山荘13:20

   雪解けが進む黒川は渡り処を探すのに一苦労      喜茂別岳へ登る明るい南東尾根コース           喜茂別岳から無意根山を遠望する  .

長く暖めていた構想を天気を見計らって決行する。 早朝3時に自宅を出発し一台を無意根山荘にデポ、もう一台を中山峠の黒川出合いに止めた。 出合いまでスキーを担ぎ左岸のカリカリに締まった雪面を登った。 たまの赤テープを頼りに進むと最初の渡渉、幅は3m程だが水量が多く石伝いに思いっ切りジャンプする。 喜茂別岳へは3つの尾根それぞれにコースがあり一番緩い南東尾根コースを選んだ。 黒川を右に見ながら次の渡渉箇所を探していると地図が古いのかずっと先まで林道が延びて現在地の確認に手間取った。 沢は雪で埋まり右から支流が入る二股付近でスノーブリッジ渡って尾根に取り付き、792Pで小休止する。 広い緩斜面の疎林が喜茂別岳の肩まで続く絶好のゲレンデで登るだけでは勿体無かった。 稜線直下のだだっ広い斜面を登り、ほぼ予定のペースで喜茂別岳に到着する。 山の上でも気温はかなり高く、ツボで一気に抜けようかとも考えたがこの雪では無理な話だった。 並河岳は巻くつもりだったが未踏なので山頂まで足を延ばす。 目の前に羊蹄山が鎮座し尻別岳とニセコ連山のパノラマが広がっている。 稜線を吹く風がほてった体に気持ち良く、ミルクシャーベットを食べてるうち寒くなってきた。

   並河岳のからコルへ一気に滑る                  中岳(左)への登りと(右)無意根山           .

さてコルまで快適な斜面を一気に滑る。 尾根の左側は雪崩の跡や雪庇が張り出し200m登り返して黒い岩の中岳に到着、ここも初登頂である。 風下で無意根山の高さを眺めながら暫し休憩する。 無意根山の稜線は急そうだったが直登してケルンを目指した。 最後の登りを終えて振り返ると喜茂別岳がうっすら霞んでいる。 今まで静かな山歩きだったが次々に登山者がやって来て夏山並みの賑わいだ。 記念写真を撮り10分ほど下った処で乾杯・大休止する。 シールを外して滑降を始めたとたんに足を取られて転倒する。 馬ノ背はスキーを担いで登り返さねばならず腐雪に難儀、雪庇下のシャンツッエと呼ばれる大斜面に後ろ髪を引かれる。 ツボの登山者に追い抜かれまいと懸命に進んで千尺高地に到着、下に見える無意根山荘までもう一息だ。 長くて疲れたが好天に恵まれ楽しい山行を終える。
 
 
 千尺高地からほぼ正面が長尾山〜無意根山

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