裏沢〜室蘭岳〜北尾根〜川又温泉  ムロランダケ 911m (登別市・室蘭市)    ■Home
2016年10月16日 曇り時々晴れ 裏沢〜北尾根コース 3名
7:10北尾根登山口→7:15裏沢入渓210m→10:50北尾根760m→(11:20-11:40)室蘭岳→13:05北尾根登山口→13:25川又温泉  登り4:10/下り1:25

日曜日もまずまずの天気、今年の沢納めに裏沢から室蘭岳を予定した。 これまで裏沢〜滝沢は4回ほど遡行しているが下山は手っ取り早く夏山ガイドに追加された北尾根から下ってみる。


         
           林道が手入れされ川股橋を過ぎてなお北尾根の登山口まで車が入れたのは意外だった。 真新しい川又温泉の案内板があるのでたぶんそのせいだろうか、帰りに寄ってみようと思う。 入渓してすぐ青い滑そして綺麗な水を湛えたプールや滝に気を良くするも、やはり2013年の豪雨の影響が色濃く残っていた。 以前、ゴーロだった所は大量の岩が堆積して荒れたままだが流木が少し減って復活の兆しも感じられる。 各二股にはテープが結ばれ左左に進むと昨日の足跡が残っていた。 そして標高500m過ぎから濡れた滑の斜滝がずっと続く。 流石にこの斜度では流木や岩屑も留らず見上げる光景は以前のままである。 スリップする落ち葉に気を遣いながら立ち塞ぐ岩まで滑を詰め、そこから灌木の急尾根を50m登って北尾根に抜けた。 少し風が出てきたが昨日より暖かく地下足袋に履き替え急な尾根道を登る。 途中の岩から晩秋の風景を眺め、程なく小さな子供が鐘を鳴らすほのぼのとした山頂に到着した。
室蘭市の最高峰で市民に親しまれている山だけあって次から次と登山者が絶えない。 晴れた日には海の向こうに見える恵山や駒ヶ岳も今日は残念、小腹を満たして下山とする。 北尾根は笹が広く刈り払われてとても快適な登山道だ、下るほどに色付く紅葉も今年はパッとしないまま散ってしまうのだろうか。


さて下山して裏沢を徒渉し、右俣の先にある川又温泉に向かう。 こちらも滑の綺麗な沢で刈り分け道を辿って程なく、先客のおじさんがご機嫌な顔で湯船に浸かっていた。 失礼して一緒に入らせて貰うとちょっとぬるいが底からこんこんと湧き出る透明な湯がたまらない。 すぐ前を渓が流れ、せせらぎに耳を傾けながらなんぼでも入っていたい気分である。 今日は日ハムの優勝にも間に合い、思いがけぬ秘湯にも入れて良い一日だった。

<昨日の 恵庭岳西峰 はこちら>





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