無意根山〜元山ルート  (山スキー・再訪)  1460m(1464m)   ■Home
2014年2月8日 晴れ メンバー4名 8:15元山→10:15千尺高知→(11:45-12:10)無意根山→13:40元山

無意根山は札幌市内の中では余市岳1488mに次いで高く、毎冬スキーを履いて訪れたい山の一つである。 稜線は白一色の世界となり真っ白な山容は遠くからも良く目立って登頂意欲がそそられる。 そんな美しい山も冬は天気の良し悪しで極端に様変わりするので気が抜けない。
                    

  

この山に冬だけで数十回登っている先輩2人とご一緒する。 浅井さんは冬の無意根山が体力のバロメーターで今日は長尾山(写真右)までにするとのことだった。 全道的に晴れ予報、車を走らせると外気温が-20度まで下がり、元山には先客が1台止まっていた。 林道の雪は軽く、天気が良いので久々にラッセルが楽しい。 途中から尾根に入ってスキー場跡から延びてくる先行トレースと合流する。 先行者に30分程で追い付くとあとは靴ラッセルの軽い雪だった。 後に白井岳、ヒクタ峰、定天、南岳が(写真左)すっきり望め、続いて真っ白な余市岳が見えてくる。 ピリットくる寒さだが2月でこの穏やかさは稀で、 昨日から始まったオリンピックじゃないが4年に一度あるかないかだ。 雪の結晶がそのまま積もって帰りが楽しみ、樹氷もすこぶる綺麗で汚れの無い白い景色に心が洗われるようである。           
         
         
             
千尺からは羊蹄山とニセコ連山がくっきり望め、後ろに美々内山から余市岳さらに阿女鱒岳の稜線が広がり実に良い眺めだ。 今日は山の形が良く分かる。 浅井さんは予定通り一人で長尾山へ向い、嶋倉さん、北さんと本峰(写真左)へ緩やかなトラバースを続ける。 例年より雪が少ないのか馬背にモンスターは見られず稜線の雪庇も小振りだが、 クラストした雪面は何時もより平坦で歩き易い。 長い頂稜の先端まで来たが標識は雪に埋もれていた。 風が無くまだこの時間なら一気に喜茂別岳まで抜けそうだった。 コバルト色の日本海と暑寒の山々、夕張岳が見える。 だが大きな日輪が出て南から天気が崩れる兆し、羊蹄山にも雲が掛かりだした。 故坪井さんに手を合わせ下山とする。 好天に誘われたか4組とすれ違う、その中に挨拶も返さずラッセルの礼も述べない単独者がいた。 色んな人がいるが山に来る資質が無いのではないかと思う。



千尺から余市岳、朝里岳、白井岳、ヒクタ峰、定天、手稲山、迷沢山、百松沢山、烏帽子岳、神威岳等、素晴らしい展望が得られた。


無意根山の先っちょまで来る、2月にしては数年に一度あるかないかの穏やかな天気、中岳から喜茂別まで2時間もあれば行けそうだった。













































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