多峰古峰山〜南多峰古峰山 ミナミタップコップヤマ 661m・646m (千歳市・白老町) ■Home |
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多峰古峰山は支笏カルデラの一部が噴火して出来た山でアイヌ語で(タプコプ 小さなコブ)を意味する。
南多峰古峰山はその南方1km程に位置する円錐形の646mピークだが明治初期にイザベラ・バードが白老川を遡ってこの山から樽前の西山に登ったとされ興味を引かれる。
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低気圧の通過で道内荒れ予報だが胆振方面が良さそうなので南多峰古峰山を予定した。
雪不足で藪々かと思ったが笹がポツポツ飛び出す程度で問題なさそうだ。
30cmの新雪をスノーシューで出発します。
コルに出るまで倒木が一箇所あっただけで至って順調、そして木の間に支笏湖を垣間見ながら何年振りかで多峰古峰山の山頂に到着しました。
小さな雪庇の頂稜からは期待しなかった青空と真っ白な樽前の溶岩ドームが見え、初ピークのkitaさん、noriちゃんは大満足の様子です。
さて隣のお饅頭の様な南多峰古峰山に向かってスカスカした急斜面を下降します。
足元の雪がズルット滑るのでおっかなびっくりカンバの細木を伝って下ると出遅れたkanaちゃんが尻滑りで一気に追い付いてきました。
さてコルから南多峰古峰山へは一転して緩やかな尾根になり、ミズナラの巨木が点在してなかなか雰囲気の良い所です。
隣同士の斜面でこうも違うものかとちょっと興味深いものがありました。
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南多峰古峰山は天辺まで丸く、太平洋が見えるかと思って奥まで進んでみたが灌木が立ち込んでいました。 曇り空ということもあって木の間に樽前山と白老岳と思われる山影が見えるだけです。 北側は多峰古峰山が屏風の様に立塞ぎ、南側には社台台地が広がっているだけなので元々こんなものかも知れません。 さて小腹を満たしピンクテープを結んで下山とします。 多峰古峰山には登り返さず中腹から巻くと青空の下に気持ちの良い斜面が広がっていました。 今日は強風だと言っていたが穏やかで儲けた一日でした。 |