2010年3月下旬 曇り メンバー3名
9:00三階滝→10:15道道86号取付き→南白老岳(11:15-11:30)→12:05道道86号取付き→13:05三階滝 (休憩含)
南白老岳は白老三山(白老岳・北白老岳。南白老岳)の中で一番標高が低いが端正でよく目立つ山である。
登ってる時間よりアプローチに要する時間の方が長いのは隣の白老岳と同じで二つセットで登るのがベストかも知れない。
今回は単発だから道道(四季彩街道)から取付くのが手っ取り早そうだがこの道路は冬季通行止めになるのがネックである。
道路の開通する春を待つか或いはゲートからてくてく歩くか迷うところである。
四季彩街道を5km程てくてく歩いてから取り付く 南白老岳に近づくと白く禿げた斜面が目に付いた お隣の白老岳が見えると山頂はすぐそこだ
通行止め解除が4月下旬と知り雪のある内に登ろうと三階滝のゲートから歩くことにした。
車を止め身支度を始めるとゲートの中から除雪車がやって来て既に白老町まで除雪が済んでるとのことだった。
当然ながら車の進入は許されずツボで出発すると所々にアスファルトが顔を出しスキーはおろか長靴でも良かったくらいで拍子抜けする。
初めのうちは除雪に感謝だったが単調な道路が5kmも続くと流石に飽きて「何でさっさと開通させないんだ!」と文句の一つも言いたくなる。
それでも遠くに見えてた南白老岳がどんどん近づき取付きまで1時間あまりと二の沢・三の沢ルートを辿るより断然早かった。
道路の雪壁を越え締まった雪面を登ってゆくと何故か立ち枯れた木々ばかりが広がる緩やかな斜面となる。
山火事が原因か分からないが水辺でたまに見かける丸裸の木が目立つ不思議な光景である。
これを過ぎると急斜面に変わりバリカンを入れた様な白く禿げた斜面にステップを刻んだ。
この尾根筋は風が当って雪面が固くアイゼンがほしいところだが横着して車に置いてきたのは失敗だった。
山頂がみるみる近づくのを楽しみに登り切ると雪庇の先にお隣の白老岳が見え出した。
頂きからの見通しは良く天気さえ良ければ素晴らしい展望だったろうに残念である。
下りは雪のある南斜面をトラバースして取り付きへと戻った。
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