南クマネシリ岳  1586m (足寄町)  ■Home
2014年6月21日 曇り メンバー3名
8:15林道(登山道入り口)→9:25登山口ポスト→(11:10-11:25)南クマネシリ岳→12:25登山口ポスト→13:25林道(登山道入り口)

夏山ガイドに載ってる山は大方登っているが知らぬ間に新たな山が増えるので未踏の数は一向に減らない。 ある意味、目標となる山が出来て嬉しいが残っているのは遠い山ばかりで完登のハードルは高い。 南クマネシリ岳もその一つで後から増補された山だ、 いまひとつ意欲が湧かず足が遠退いてたクマネシリ岳とセットで訪ねてみることにした。


                    

  
          
札幌から2時間半で足寄に到着、コンビニに寄って道道88号(本別留辺蘂線)に入る。 舗装から林道に入ってすぐ芽登温泉の看板をやり過し、 林道を15kmほど進むと「南クマネシリ岳登山道入口」のポールが立っていた。 ここが登山口かと思ったらまだ4km以上先で、しかもすぐ先のゲートを見ると何と鎖が張られ通行止めになっていた。 やれやれ二つ登ろうと4時に出てきたのに出鼻を挫かれる。 ゲートから数百m歩くと数箇所に渡って倒木が塞ぎ、熊のクソを幾つも見ながら1時間のアルバイトで登山口ポストに到着する。 こんなところ来る人いるのかと思いながら登山届けを見ると今年になって既に2名登っていた。 登山路は小川のように水が流れ、 みずみずしいフキがジャングルのように覆っている。

                    

  
          
小川を二つ飛び越え、こんどは笹を掻き分けながら踏み跡を辿る。 所々に付けられたピンクテープが無ければかなり心細い道で、先ほどの熊の糞が脳裏に浮かぶ。 この先どうなることかと思ったが土場に出てからは古い作業道が沢沿いに延びて少し歩き易くなる。 道脇にはスミレの他、名前の知らない赤い花が咲いていた。

                    

  
          
沢沿いから尾根上に道が変わる1300m手前でコーステープを見逃し、そのまま沢を直進しかける。 尾根上の道は割りとはっきりしているがふくらはぎが痛くなるほどの急登をぐんぐん登ってゆく。 このまま稜線に突き上げるのかと思ったら山頂寄りにトラバースを始める。 滑る木の根にスパイクが有効、熊でも出そうな曇り空に名前の知らないワイン色の花が咲いていた。

                    

  
          
ハイマツが出始めると稜線が近く、登り切って山頂西の肩に出る。 ウコンウツギが盛りを迎え、足元には小さなゴゼンタチバナが咲き誇っていた。 やがてガス中に小さな岩峰がぼわっと現れ、淡々と岩の積み重なるピークを踏む。

                    

  
          
山頂からは遮る物の無い展望が期待されたが残念ながら乳白色の世界だ。 風の無いのが幸いだが長居は無用、服に付いたダニを払い落して山頂を後にする。 岩場に寄り添うチシマフウロの蕾はまだ固く、 咲き始めたエゾイソツツジの丸い雫が何とも言えない。 倒木が撤去され林道歩きがなくなれば展望を確かめにまた来ても良いかなと思える山だった。

                    

  
          
林道途中に「巨岩の滝」まで100mの看板があったので寄ってみる。 道を辿って数十m下の河原に出ると、豪快に水音を轟かせる滝が目に入る。 先日の長雨で水量が多く、川岸からは大岩の陰で全景が良く見えない。 長靴履いたメンバーに沢中から写してもらう。 両岸高く二股になって落ちる10mの滝、風に乗った水飛沫が寒かった。

                    

  
          
さて林道で時間を食ってしまいもう一山どうするか? 夏至だから日のある内に下れそうだが初めての山だし無理もできない。 温泉でまったりと言う意見もある。 迷いに迷った挙句、クマネシリ岳を止めて芽登温泉に軍配が上がった。 メンバーが前から入りたかったと言うだけあってすべすべした感じの源泉と川辺の露天は最高だった。 ここは山に登らずとも一度は訪れる価値のある秘湯の宿、お勧めします。

<翌日の 三笠新道〜高根ケ原〜白雲岳〜東岳 はこちら>



          










































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