2011年1月中旬 雪時々曇り メンバー5名
8:15車止め→林道→9:40尾根取付き→(12:00-12:05)別狩岳→13:15林道→14:40車止め (休憩含)
当別と厚田の境界には二つの別狩岳があり「北の別狩岳726m」と「南の別狩岳666m」の通称で呼ばれている。
北の方はスキーに適した斜面もあってそれなりに登られているが南の方は尾根が少し痩せ取っ付き難くそうである。
そこでアプローチが少し長くなるものの比較的優しそうな南西尾根を登ってみることにした。
出発前は高々666mの低山だと楽勝気分だったが・・ 尾根の選択は良かったもののぶかぶか雪で歩き難い 山頂風景、大雪警報では展望なくても文句を言えない
ここ連日の大雪で札幌の街中はどこも雪の山である。
今日も朝から降ったり止んだりを繰り返し石狩・当別には大雪警報が出ていた。
空は暗く海から雪雲が厚田方面に流れ込んでるのが見える。
わざわざ悪い方に行くなんてバカだとか無謀だとか言いながら車を走らせた。
ところが厚田に着くと時々雪が舞う程度で積雪は思ったほどなく山の斜面には笹が出てる有様だった。
とりあえず発足の最終人家を目指すと峰越林道のすぐ手前・84mまで車が入れ出発の準備をする。
ザックにスノーシューを括りスキーで峰越林道から出戸股川林道を繋いでほぼ林道終端にスキーをデポする。
沢形から適当に尾根に取り付くとスノーシューがズボズボ埋まって登り難い。
横に作業道も延びスキーでも良かったかなと思えたが下りを考えればどっちつかずな感じである。
雪が舞って展望を諦めていたが一時パット青空になって隣の安瀬山、向こうに未踏の円錐峰が気を引いた。
・444mも・387mもポコは巻けず小さな雪庇の張り出す尾根を忠実に辿ると次第に開けた斜面となる。
スノーシューのラッセルってこんなにきつかったかなと思えるほど5人でいっぱいいっぱいだった。
西尾根に出ると風が強く背丈程の雪庇の下を風除けに登って行くとカンバのまだらな山頂である。
高々666mの山だから昼には帰れると思ったがぶかぶか雪にやられ甘かった。
二度目は絶対にない山だけに少しの展望も得られず残念である。
<北の別狩岳はこちら>