目国内岳再訪  メクンナイダケ  1220m  (蘭越町・山スキー)   ■Home
2016年3月27日 晴れ 新見温泉ルート メンバー3名  
7:10新見温泉→(10:05-10:20)目国内岳→11:10新見温泉 登り2:55/下り0:50

やまあいの秘湯として知られる新見温泉が103年の歴史を閉じようとしている。 ここがなくなれば冬の目国内岳も行き難くなるのではないだろうか、メンバーが登ってみたいと言うのでお付き合いすることにした。

温泉の駐車場は日帰り客の車で溢れていた。 道道のゲート付近にテントを考えていたが道路工事が入ってどうも按配が悪い。 旅館の傍に良さそうな場所があり駄目元で断りを入れると「どうぞ向かいに張って下さい」と美人女将の心よい快諾だった。 そこは目国内岳を眺める最高のテン場でキムチ鍋をつつきながらまったりする。 翌日は朝から快晴、腹ごしらえしてテン場からスキーで出発した。 しっかりしたスノーブリッジの手前でクトーを付け固い斜面に取り付く。 今日は我々が一番乗りだと思ってたら樹林帯を先行する二人が見える。 穏やかな天気の下に登行を続け、ピーク直下でスキーをデポし先行と一緒に山頂を踏んだ。

          

【目国内岳山頂からの眺め】山頂は風が強くアンヌプリや羊蹄山は雲が掛かったようにぼやけていた。 周りの山々も霞んでまたPMの時期が来たのだろうか、昨日登った幌内山などはくすんで見付けるのに苦労する程だ。 積丹方面は割とすっきりして岩内岳の上に余別岳と積丹岳の白さが際立ち、白い山々が島の様に浮かんで良い眺めである。 冬の目国内岳は三度目だが今回が一番穏やかだったかも知れない。

         
風の弱い岩陰で滑降準備をする。 ふとテン場からピークが見えていたのを思い出して森の中を探すと小さな旅館の屋根が見えていた。 まだ斜面が固いかと思ったが良い感じになって広大なゲレンデのようだ。 同行の二人も楽しげにシュプールを刻み、登り返しが無いよう大回りでポチの待つ温泉に直行した。 ここは全国温泉番付ナンバーワンになった程の効能らしく、まだ昼前だが別れを惜しむお客さんで賑わっていた。 今度は経営が変わって高級旅館になるとか、もう気安く風呂にも入れないだろうが道路の除雪が確保されほっとする。

<昨日の 蘭越幌内山 はこちら> 


          

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