目国内岳・パンケメクンナイ川(ニセコ山地)1220m  地図はこちら(約70kb)  ■Home
2004年8月下旬 晴れ パンケメクンナイ川遡行 総時間11:50(休憩含)累積標高差1000m・660m 延長11.3km
入渓(c280)500→F2下二股600→砂防ダム(6箇所)→上二股(c550)815→F5(始840-終915)→F12(始1215-終1240)→湿原1355
→目国内岳(1505-1530)→新見峠登山口1650→新見峠車回収1800

林道終点でC0、手っ取り早くここから入渓   下二股、右股二段の滝を乗越し本流へ戻る    c430m深い淵にたまたま倒木が架かっていた
蘭越種苗育成センターを左折しパンケ目国内川の左岸林道に入る。地図上の終点c280まで行くのがポイントで分かれ道を右に行くとすぐゲートがある。 ゲートを難なく?通過し荒れた林道をどんどん進むと飯場跡のコンクリートがあり高度を計るとぴったりだった。 ありがたいことに虫がほとんどいない。草刈してテントを張りKIWAさんのジンギスカンにビールがすすんだ。 林道は酷い状態だが更に先に延びてるのでもっと歩いてから入渓すれば時間短縮が計れるかもしれない。 ちょうど踏後があったのでここから草木につかまり斜面を下って入渓した。 昨日は夕刻まで雨に降られ水量が心配だったがどうにか遡行可能で一安心、綺麗な水がとても印象深い。 退屈な遡行一時間ほどでF2下二股に着く、両方から結構な水量が流れ込み中央は深そうな函で右股二段の滝は右岸脇を登った。 ここから5-6mの砂防ダムが連続7コ現れるがいずれもダムの際から容易に登れる。c430の淵は倒木の上を歩いて通過したが高所の 嫌いなMさんは右岸をへつり詰まってドボン!この日は水量が多く背が立たず本人必死 の形相、すぐ上流からザイルを流し引張った。 上二股c550まで既に3時間15分を要しかなりスローペース、いよいよ核心部へ入って行くが明るいうちに帰れるか気になる。

       
 F5:パンケの大滝二段目(左岸大高巻)          F9(8m)左直登          F10(c730・10m)左脇直登   F11(5m)左直登
そしてF5(5m・6m・7m)三段釜持ちの滝、 一段目の左岸を登ると両岸迫る深い釜に二段目の滝が水飛沫を上げながら落ち更にその上に三段目が少し覗き見える。 「山谷」の写真では二段目を右岸から登ってるがちょっとやる気にならなかった。 また二段目から高巻くにも手掛かりの少ない壁なのでこの際一旦降り三段まとめて左岸からの大高巻きと決め込む。 一段目の落ち口左に曲がったハーケンとトラロープが垂れてたがグラグラし手で簡単に抜けビックリ!取り敢えず打ち直したがあてにならない。 大高巻は始め草付きの急な泥壁を登り更に木や笹を掴んでよじ登り藪をトラバースして行く。 途中で二段目の滝が真下に見えたので三段目滝口の見当を付け下り気味にトラバり滝口十数m先に下降した。(所要時間35分) F6(c620・7m)右岸を巻き残置スリングを使って10m懸垂下降する。(K氏は左岸草付きを高巻く) F7(c670)右岸大崩壊しガレ石の上を通過、F8〜F11何れも直登可能(適宜ザイル確保)
     
F12(25m・天上飛龍の滝)左岸から大高巻        F13(7m)右岸より滝口へ             湿原到着、おっと行き過ぎた
ついにF12(25m・天上飛龍の滝)に着きました。上部がハング状で直登不能、文句無く左岸から高巻きました。 斜度があるうえに足場が脆弱なため一部ザイルを出し上の笹薮まで登ると滝の上部が急な滑滝になっているのが見えました。 太い根曲がり竹の藪を嫌になるほどトラバースしF13との中間に降りた。(所要時間25分) F13は右岸から高巻きトラバース気味に滝上に出るが抜け口の足場が少し悪い。 これを最後に大きな滝はもうなくようやく終わったなという感じ。 思えば核心部に入ってから手応えのある滝が多くそれなりのレベルも要求され何だか自分の力が試されてるような沢だった。 時計は既に13時を廻り日暮れが気になる。Kさんと二人で先行しデポ車を回収することで他のメンバーと別れた。 源頭のパンケメクンナイ湿原はとても静かな佇まいで私たちを迎えついうっかりして縦走路を見逃してしまう。 靴を履き替え目国内岳の頂上を踏み新見峠に下り皆が戻る前に車を回収しどうにか日没寸前帰路に着くことが出来た。 <2011年のパンケメクンナイ川再訪はこちら>


目国内山岳メクンナイダケ(ニセコ山地)1220m ■Home
2001年6月  晴れ後曇り  新見峠コ−ス  登り2.15 下り2.15  総時間4.30 標高差460m
登山口→(0.45)前目国内岳→(1.30)山頂→(2.15)登山口

倶知安から新見峠まで(特に五色温泉と大谷地付近)は狭い道に竹の子採りの車が多く停まり、 道端で食事をしていたり皮剥きしてたりと運転に気を遣った。 なんとか駐車場に入れたが狭い道路沿いにかなりの数が停まっている。 登山口より50mほど先に記帳箱が置かれ、根曲がり竹の中に刈り分けられた登山道の中から時々山菜採りの話し声が聞こえた。 2・3合目と過ぎ前目国内岳981mに至ると視界が一気に広がり目国内岳の山頂(写真)と右に岩内の町並みが望まれた。 コルに向かって一旦下り(この辺りまでも竹の子採りが入っていた)、 所々に咲くシラネアオイを見ながら広い裾野を1時間以上登ると大きな雪渓で(8合目)ひんやりした風が何とも気持ち良かった。 ここからごつごつした大岩とハイマツが現れ程なく岩場の頂上(写真)に至った。 岩の先が落ちて高度感があり身がすくむ(笑)、 羊蹄山からシャクナゲ岳までニセコの山々が一列に並び(写真)後方は雷電山(写真)である。 遠方には道南の狩場山と遠く駒ケ岳まで展望が良かった。 下山途中、薮の中から顔を出してる竹の子を頂き、新しくなった五色温泉で汗を流し帰宅しました。





















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