発達しながら北上する低気圧と今年最大の寒波の影響で数日前から道内は荒れ気味である。
各地で一番の冷え込みを記録し日本海側は吹雪、本州では大雪のニュースが聞こえてくる。
週末まだぱっとしない予報が続くので近間の迷沢山を予定した。
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朝まだ薄暗い時間に家を出ると星と月が出ていた。
意外にも雲一つない平和の滝は手が悴む寒さで到着したメンバーによると-14度とのこと、どうせ朝てっかりだろうと前日のトレースを辿った。
ブリッジは心配に及ばず、送電線伝いに登ってゆくと後方に札幌市街地の眺めが広がりどうやら崩れる兆しはなさそうだ。
トレースは早々と木の尾根に入ってゆくがラッセルという程でもないので広い斜面に歩を進めた。
稜線に出ると手稲山が雨上がりのようにスッキリし、続いて百松沢山と烏帽子岳が見えてくる。
烏帽子岳の右奥に見えるポコポコが徳舜瞥・ホロホロと分かり、更に無意根山から喜茂別岳の稜線もくっきり見えて騙されたような天気にちょっと複雑な心境だった。
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ほぼ一ケ月ぶりの山頂は標識が埋まりそうな程まで雪が増え、その向こうに真っ白な余市岳と朝里岳の眺めが良い。
そして南方の定天と小天狗の間に先週登った中天狗を同定する。
下りは寒波さまさまで雪が柔らかく思いのほかスキーが楽しめた。
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<翌日の 小滝沢(山) はこちら>
<2016年12月の 迷沢山(上平沢林道から再訪) はこちら>