増毛山道後半(岩尾〜別苅)  (増毛町)    ■Home
     2018年11月18日 曇り 5名 
     7:15岩尾→9:30雄冬分岐→10:30武好駅逓→12:50別苅 (5:40)

昨年の続きで増毛山道の残り岩尾支線から別苅16kmを繋ぐ。 車を津田屋自治会館にデポして岩尾の高台で身支度する。 海風が強く寒々しい風景だが増毛山道に似合う気がした。

雨上がりの尾根道を登ってゆくと雄冬山が垣間見え、程なく雪道に変わった。 雄冬分岐から少し行くと小沢に丸太が渡ってその傍に「武好橋」の標識が掛かっていた。 旧武好駅逓(フルツコヤ)があった所だがやや鬱蒼としてこの場所がそうか定かでないが増毛町の公報にある16名の人骨が発見された話を思い出す。 増毛天狗岳を仰ぎ見ながらそそくさと通り過ぎると道脇に古い電柱が建っていた。 状態から昭和に入って建て替えられた物と思うが豪雪地帯での維持は並大抵の苦労でなかったようだ。 山道は元々景色の良い道ではないが中ノ沢岳の奥に霞む西暑寒と暑寒別岳が望まれた。    
新武好駅逓の跡がなかなか出てこない。 左の枝道に入ってみたが見当違いで戻って少し進むと冬仕舞いした案内板が立っていた。 木杭からこじんまりした小屋とここでの番人の暮らしを想像する。 道の傍らに埋まる明治の水準点や三角点「山道」に触れ、別苅に着くと旅の安全を祈願する庚申塚が置かれていた。 思いのほか早く着いたので人骨が安置されたという海音寺のお地蔵様を訪ねて岩尾に戻る。

<去年の 増毛山道前半(幌〜浜益御殿〜雄冬山〜岩尾) はこちら>





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