窟太郎山 534m (クッタラ三山・白老町)   地図はこちら  ■Home
2011年11月下旬 晴れ時々曇り メンバー5名
7:50さけ・ます養殖センター→8:45林道出合280m→(9:35-9:50)窟太郎山→10:55さけ・ます養殖センター

久々に青空が望めそうな週末、未踏の窟太郎山とクッタラ湖旧道を歩いてみることにしました。 窟太郎山は真ん丸いカルデラ湖で知られる倶多楽湖外輪の最高点であるが 遠めには平べったい一つの小山の様である。 中に水を湛えていることなど想像すらできない凡々たる山容だが、 一等三角点ならではの眺望とコバルトブルーの湖面を見るのが楽しみである。

 白老から見る窟太郎山、登行意欲の湧かない山容だ  敷地内にある魚霊供養碑に手を合わせて出発した   地図を片手に枝分かれした林道を辿って登山口に至る
まずは窟太郎山へと思ったら当てにしてた観光道路と林道が前日より冬季閉鎖と分かりガックリ、 あれこれ思案し竹浦のサケマス養殖場から長靴でメップ川を登ることにした。 施設の裏に馬頭観音ならぬ珍しい魚の供養碑があり、これからも魚がい っぱい食えますようにと手を合わせ出発する。 地形図には施設からメップ林道まで道がなく今年最後の沢登り と思いきや右岸に砂防の作業道が延びていた。 結局、水に入ることなく林道をテクテク辿り1時間弱で登山口に到着することができラッキーである。 沢の上流にはまだまだ砂防が続き、いったいこの山全体でどれだけ造ったのか呆れてしまう。 さて登山路と思い込んで登った左岸の道はすぐに消え、 林道に戻って探すのも面倒なので尾根の中央に向かって笹薮を漕いだ。 すぐ明瞭な登山路にぶつかるだろうと思ったがなかなか見付からず、 山頂まで藪漕ぎを覚悟して登りだすと踏み跡のような路が現れた。 雪の乗った笹を分け所々に結ばれたコーステープを探しながらなかなかワイルドである。 カッパを着るのが遅く下半身びしょ濡れになって狭いピークを踏んだ。 期待した展望は葉の落ちた枝越しに湖が見える程度で少々気落ちするが初ピークを踏んだ喜びはそれなりである。 中でも毎日この山を眺めて暮らしてきたshiraちゃんの喜びはひとしおだ、 話に依れば地元白老町ではここの湧水を水源にしてるというから羨ましい。 ちなみに倶多楽湖は出入する河川がなく小さいながら全国区で水質一番、透明度二番となかなかのものである。

笹薮の中に凡そ明瞭とは言い難い登山路が延びていた  時期的に悪くないが湖の眺めはこんなもんである  至って質素な山頂ながら初ピークに満足するメンバー
お昼にまだ少し早いが小腹が空いたので白老町竹浦の国道沿い「かに太郎」食堂に寄った。 屋根の上に大きな鮭と熊が乗ってるドライブインの近くにある八角形の奇異な建物がそれで、 今まで何度も目にしてるが失礼ながら営業してたとは思わなかった。 人の良さそうな老夫婦が運んできた「かにめし」はたちの味噌汁が付き、 鮭の漬物をサービスして貰って500円とリーズナブルながら 今まで食ったかにめしの中でナンバーワンの旨さである。 量が多いとスロー食なyoshioさんを早食いの4人は見習うべきである。 窟太郎山におそらく二度目はないがここにはまた来たいと思いながら 次の <クッタラ湖旧道〜ポンヌプリ・ポロヌプリ> へ向った。


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