クテクンベツ川遡行(左股川〜本流周回) 995m(中標津町) 地図はこちら  ■Home
2011年9月中旬 晴れ メンバー5名
7:00登山口→7:15左股川入渓→(10:25-10:45)クテクンベツ岳→13:00クテクンの大滝→15:30林道

道東遠征の二日目はかねがね気になってたクテクンベツ川を遡行することにしました。 この川はサケの遡上で有名な標津川の上流に位置し 「クテクンの滝」と呼ばれる大滝を始め12の滝が連なる沢登りルートとして知られている。 何でもこれらの滝には固定ロープが掛けられ容易に 「クテクンベツ岳」と呼ばれる無名峰995mからの展望を楽しむことができるらしい。

観光名所にほど遠くまさに秘境と言える場所だった   左股川に入ってすぐ褐色二段の滝が目に飛び込む   左股川4コ目、30mの滑滝に気を良くするメンバー
「クテクンの滝まで9km」の標識を進んだ終端に立派な案内板があり、ここは「中標津の秘境」云々と書かれている。 確かにそこから先は背丈程の笹藪が覆い凡そ一般人の立ち入れぬ状況になっていた。 入山ポストから笹を分け小さな渓に入ると早々二段10mの滝が目に飛び込んできた。 「おー、いきなり来たな!」と喜んでるのは私だけで「ん間違った、このまま行ってみるか?」 とクテクン三度目のメンバーがつぶやいている。 どうやら笹を少し行き過ぎ左股に入ってしまったようだがパーティーに引返す雰囲気など微塵もない。 たまたま遡行済みのメンバーばかりというのも運悪く、このまま左股から周回してみるべと言う事になった。 この褐色スラブ状の滝を越えるとすぐ上にも釜を挟んだ二段8mの滝、更に30mの滑滝と続きアドレナリンが噴出する。 尚も途切れることなく10mクラスの滝から30mの滑滝まで数個ほど目白押しに続き支流にいるのを忘れさせる。 ところが中盤以降ぱったり何も無くなるのは本流と同じで、やがて細く長い滑のあと静かな流れがc750m過ぎまで続いた。 沢形がとうとう切れ笹薮の尾根を登るとハイマツの向こうにお饅頭のような山が見え出した。 先頭を交代しながら1時間あまりのアルバイトで大きな岩が鎮座する山頂に到着する。 岩の上からは360度の展望が得られすこぶる開放的である。 特に俣落岳と斜里岳の眺望が良く、右に尖峰など見慣れぬ山々、遠くに知床の山、国後島も望まれた。

 ハイマツに邪魔され1時間あまりのアルバイトとなる  山頂からは知床や国後も見え素晴らしい展望だった  固定ザイルがなくなりやや大変だったクテクンの下降
再び藪を下降して次はクテクンベツ川本流を下る。 以前は古いロープが滝ごとに垂れてたとのことだが一切なくなり、下降では足を滑らせそうで神経を遣った。 クテクンの大滝25mの滝口から下を覗くと目の眩む高さで両岸はひどい崖である。 大高巻きで下ったは良いがつい滝の全景を拝むのを忘れ心残りである。 今回はひょんなことから左股を登り本流を下ったがこれはこれで結構面白くスリリングな遡行が楽めた。 沢自体は左股より本流の方が一枚上手だがいずれも中盤を前に滝が無くなってしまうのが寂しい。 もし再訪する機会があれば次はクテクンベツ川本流を遡って左股川を下りたいものである。 道東遠征の初日<パンケニワナイ川〜斜里岳>はこちら


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