黒松内川・ぶな滝右股〜黒松内岳 740.0m 道南・黒松内町    ■Home
  2009年7月上旬 曇り メンバー4名 
  8:20登山口→12:15夏道尾根c640→(12:35-13:15)山頂→14:25登山口 (休憩含)

入渓早々5m前後の容易な滝が続いてワクワクする     日が射すと新緑が眩しく明るい渓相である    この沢で一番高い8mの滝、右からも登れるみたいだ

狩場山塊で予定した沢がお流れになりこのまま帰るのも勿体無いないと急に思い浮かんだのがこの沢だった。 移動する距離は短いし前回訪れたばかりで記憶に新しいから地図がなくても大丈夫である。 どうせなら右股に入ってみるかと翌朝まだボケ気味の頭でメンバーの車に同乗させてもらう。 いつもと違う道を通ったせいか登山口に着くまで少しばかり徘徊した。 入渓してc280二股から右ヘ進むと程なくこの沢で一番高い8mの滝が現れ左を直登する。 ザイルを下ろすと後続が右と左から好き好きに登ってきて先行してもらうとすぐ「また滝だ」の声がする。 高さは5mと小振りながら深そうな釜を持ち黒く濡れた岩が滑りそうで巻くことにした。 右岸の急な草付き斜面から藪を登ってる途中で連滝と分かり沢身に降りて下を覗くと一段目の落ち口がツルッとして厭らしそうだった。 この後に3m〜5mの容易な滝を幾つか越え小釜付きの滑滝に気を良くしてると美味しそうな蕗が目に留まる。 休憩を取ってる間にたちまちザックは満載になった。

何となく滑りそうで巻いたがちょっぴっり心残り    小さな滑滝だが慎重に登らねばこけてしまう    上は手掛かりが薄く見た目以上に微妙な滝だった

更に見た目は何てことない5mの滝は先行に続いて右から直登すると上の手掛かりがやや薄い。 短い距離に滝が凝縮してなかなか面白い沢である。 続く茶色のペロンとした滝5mは小股まで水に浸かって細かなホールドを探るが急で一歩二歩で足がずるっと滑り落ちる。 諦めて右岸のドロド口した急なルンゼから上がって滝にザイルを垂らしごぼうで上がって貰った。 やがて水量は一気に減りc450の二股を右に取って涸れ沢を詰めれば旬の蕗がしきりに目に付く。 何も早々と重いザックを担ぐことも無かったと思いながら8合目の夏道に出る。 ポツポツと雨が降り出す曇天ながら沢山の登山者が登っていた。


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