黒岳1984m北鎮岳2244m間宮岳2185m北海岳2149m(表大雪)地図はこちら(約160kb) ■Home
2002年9月上旬 晴時々曇 御鉢平廻りコ−ス
1日目 総時間1.30 
標高差561m 総距離2.5km
2日目 総時間7.35 累積標高差1951m(1390m+561m) 総距離13.7km(11.2km+2.5km) 休憩時間含む
1日目 リフト駅→(1.30)黒岳石室
2日目 黒岳石室→(1.15)北鎮分岐→(0.20)北鎮岳→(0.40)中岳分岐→(0.35)間宮岳→(0.55)北海岳→(1.10)黒岳石室→(1.20)リフト駅
 黒岳石室内                  石室前(夕方かなり冷えこんできた)      翌朝は晴れ、雲の平に向け出発

2年前に家族で御鉢廻りを計画した時は夕暮れから物凄い風雨になって石室前に張ったテントの中で不安な一夜を過ごした。翌日も曇天でとりあえず桂月岳を登って撤退した。今回は息子雅之(小六)と二人でリベンジ山行である。日暮れが早いため札幌から高速道を利用し3時頃のロープウェーに乗車し(日帰りではないのでキップは片道となる)更にリフトを乗り継いで7合目に着く、登山届けに記入してると小屋のお兄さんから「明日の天気は良いですよ!」と励まされ久々のお天気に期待する。リュックの重さは大半が飲み水で大目に7リットル容易したが石室前の水も利用出来たので半分程で間に合った。(煮沸要) 5時過ぎに石室に着きまずは料金、大人1500円 子供700円を支払い一番奥のスペースを確保した。 小屋の収容人員は150人と多く今日は20人弱の宿泊者でゆったりだった。まずは暗くなる前に夕飯にする、小屋内は火気が禁止なので少し寒かったが外のテーブル食べた。メニューは山菜おこわ・・と言ってもお湯を注ぐだけで出来てしまう優れもので味もまずまずだった。 小屋前に張ってるテントの数は5つ程であい変らず小屋用の発電機の音が煩かった。夜8時前に雅之と外に出てみると願っていた満点の星空が広がりいつか見た狩場山での星空を思い出した。石室の中はかなり冷えこみ銀マットと寝袋、シェラフカバーだけでは寒く消灯前に毛布を借りたがこんどは背中(床)が冷たくてよく寝れなかった。(上段の方が暖かかったかな・・)  翌朝4時半頃目が覚める、普段は寝相の悪い雅之だが朝までずっと寝袋に潜りこんだままだ、熟睡中の子を起こすのは可愛そうだったがいつもと違いすぐ起きてくれた。 外に出ると天気予報通り青空が広がり稜雲と北鎮が朝焼けに染まり神々しさに胸が高鳴った。 はじめ北海岳から廻るつもりだったが逆コースの方が後々登りが少ないので楽であると教えられ、しかも折角なら親子の思い出作りに北海道第二の北鎮岳を登るべきだと言われその気になった。 
とりあえず北鎮岳まで行って雅之の調子を伺い無理なら引き返す考えで6時少し前に「雲の平」に向かって歩き出した。 低く垂れ込めた雲がピンク色に染まり幻想的で見ていて飽きない。ロープで囲われた道は平坦で歩きやすく御鉢平展望台まではさしずめ散策路といった感じであった。 北鎮分岐辺りで雲が流れ込みガス状態となったが山頂に上がるとスッキリと晴れ素晴らしい展望を得ることが出来た。この次は北鎮岳から愛別岳を目指し愛山渓に降りるコースを辿ってみたい!(車を上川駅前に置きバスでピストンできるらしい)  中岳分岐まで来ると旭岳から廻ってきた登山者の方が多く更に緩い登りを間宮岳まで行くと旭岳は目前で鞍部にまだ雪が残っていた。 ここから見る御鉢平は細長で底を這うように流れる赤石川が稲妻のごとく光って見えた。更に歩いてすぐの荒井岳にはそれらしき木柱があったが松田岳は道が山頂から少し外れるせいか標柱が見つからなかった。 なだらかな登りを続け北海岳の山頂ベンチに座り一休みする、ここは大雪の一中継点で白雲岳方面から黒岳や旭岳へ向かう人がやって来る。 まだ未踏の白雲岳が間近に見え登頂意欲に駆られるここからだと1時間程で行けそうであった。 後は下って石室へ戻るだけなのだが足の疲れが出て石室まで長く感じられた。(雅之もいよいよバテ気味である)  途中大きな雪渓の傍を通り北海沢をポンポンと渡り一休み、その後の赤石沢は思いがけなく大きな流れだったが渡渉用に石袋が敷かれ簡単に渡れた。 川岸は草原が続き今までの荒涼とした景色とは違って穏やかな雰囲気である。 この後ようやく石室の赤い屋根を見つけほっとした。 デポしたリュックを回収し賑わう黒岳を通過して7合目リフトへようやく辿り着いた。 今回は天気に恵まれ息子(小6)と御鉢廻りが出来き良い思い出になった。(雅之よ!よく頑張った。)
 赤く染まるウラシマツツジ           綿毛になったチングルマの花          御鉢平を一回りする
 北鎮分岐から延びる道筋と旭岳         中岳から北鎮岳                御鉢の底を流れる赤石川
 間宮岳山頂、後は旭岳             赤石川岸に広がる草原              赤石川の渡渉は簡単
  北鎮岳から旭岳と比布岳・鋸岳
北鎮岳から御鉢平の全景、左端は黒岳、中央は白雲岳でその下が北海岳/font>


inserted by FC2 system