群別岳〜奥徳富岳 クンベツダケ〜オクトップダケ 1376m〜1346m  ツボ (石狩市・増毛町・新十津川町) ■Home
2015年4月26日 晴れ 群別林道ルート メンバー5名
4:00林道105m→5:50徒渉410m→6:45スキーデポ640m→(9:40-9:50)群別岳→(11:15-11:30)奥徳富岳→13:05スキーデポ640m→15:00林道

群別岳と奥徳富岳は暑寒連峰の端正な山としてどちらも甲乙付け難く、多くの登山者にとって憧れの存在である。 群別岳の天を突く鋭鋒に見せられたメンバーにお付き合いし、 折角ならより踏む機会の無さそうな奥徳富岳も一緒に計画した。

                    

  

写真は02/4/28浜益岳から見た群別岳と、12/4/29徳富川源頭より望む奥徳富岳、雪の様子もその年によって随分と差があるものだ。 暖冬小雪の今年は徒渉できるか気掛かりだが車はゲートの手前1.3kmでストップ、 しかも奥徳富岳を下山してきた男性から「林道も沢も雪がびっしりでした」との情報を得てほっとする。          

                    

  

丸々6kmの林道歩きに備え、ネギ&ジンギスカンで精を付ける。 18時過ぎに一人で下って来た女性は群別岳に12時間掛かったとのことで疲労困憊の様子、運転して帰るのは無理だから車中泊するとのことだった。          


                    

  

翌朝4時、スキー1名+他ツボで出発する。 林道は地形図より先の斜面に細々と続くがアイゼン無しではまだ雪が硬くてちょっと厭らしい。 そして沢を渡り、順調に熊の平を過ぎると幌天狗岳に続いて群別岳と奥徳富岳が見えてくる。 適所にスキーをデポし、険しく聳える群別岳南峰を目指して増田の沢から子尾根に取り付いた。          


          


稜線コルに出ると南峰は意外に可愛らしく、また群別川の源頭を挟んだ奥徳富岳に見惚れる。 雪がびっしりで願ってもない光景だが風が出て厭な感じである。 そして岩峰の東斜面に差し掛かると谷から吹き上がる強風に体が振られ、氷のつぶてに頬を打たれる。 突然、後ろのkanaちゃんが声を上げ帽子が飛ばされてゆく。 急斜面でどうすることもできなかったが咄嗟に犬が駆け下りて咥えてきたのには驚いた。 あっぱれルパン!みんな感動する。 それにしてもここまで来てこの風とは一体どうした事か?奥徳富岳までは無理だろうなと思いながら歩を進めた。
         

                    

  

岩峰を抜けると風向きの加減か幾らか弱くなって一息入れる。 そして狭い稜線からは一気に展望が広がり、本峰をバックに笑顔の余裕も出る。 目と鼻の先にはいよいよ急な頂稜が待ち受け、片や崖になった雪稜に昨日の女性が残したツボ跡が点々と延びていた。          


          


そして風でよろめきながら一歩づつ登って山頂に到着、メンバー四人は念願のピークを踏んで感無量の様子である。 標識は雪の下か?風で集合写真もままならないが狭い頂からは360度の大展望が広がっていた。 切り立つ東稜の先に浜益岳と雄冬山、増毛天狗岳が望まれる。
         

          


群別岳山頂から南方を望む。 険しく尖った岩峰の下に自分等の辿ったトレースが延び、 稜線続きの幌天狗岳がようやく山らしいどっしりした姿を見せている。 その向こうはすぐ海だから風が強い訳だ、積丹の山も薄っすら見えてるが春霞でもやっているのが残念である。
         

          


群別岳山頂から北方を望む。青空の下に西暑寒岳〜暑寒別岳〜南暑寒岳の白い山並みが素晴らしい。 眼下には以前辿ったホンジャマ平など広大な稜線風景が広がっている。
         

          


さて稜線の風は想像に難くないが眼前の奥徳富岳がなかなか良い山容で手招きしている。 行って駄目なら戻ってくる時間は十分だ、そんな訳で予定通り周回することにした。
         

                    

  

群別岳直下の急斜面を下降してコルに向かうと顔が痛いほどの風で、時折り耐風姿勢を取らされる。 左に雪庇があるので気は抜けないが風のお蔭で雪が締まって歩き易い。
         

          


この稜線を歩くのは二度目で途中に岩峰があるものの見た目ほどの険しさはなく、 灌木の中を登ったり雪面を巻いたりしながら坦々と1時間半で奥徳富岳の山頂に到着する。 こちらも負けず劣らずの展望で南暑寒岳がぐっと近づき、大滝山や徳富岳など普段あまり見ることのない山並みと風景が広がっている。
         

                    

  

山頂を下るにつれ群別岳がマッターホルンの様に聳え立ってくる。 名残惜しく振り返りながら広い尾根をワカンで下ると滑って間もないスキーのシュプールが付いていた。 帰りの林道は流石に長く感じられ、1時間遅れて充実し切った二人がゴールした。
         
<2012年の 暑寒連峰縦走 (浜益御殿〜浜益岳〜群別岳〜暑寒別岳)はこちら> 

<2005年の 幌天狗岳〜群別岳〜尾白利加山(奥徳富岳)はこちら> 
















































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