幌天狗〜群別岳〜尾白利加山(奥徳富岳)
1222m 1376m 1346m つぼ
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2005年5月14日 晴れ 南西尾根ルート
総時間10:35(休憩含) 標高差1200m 往復22km
c175林道5:05→名無沢5:55→幌天狗8:05→群別岳(10:14-10:42)→尾白利加山(奥徳富岳)11:49→林道15:41
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幌天狗山頂から (左)群別岳〜(右)尾白利加山 迫力ある群別岳の南西斜面、稜線を詰め右端の胚松岩場を乗越す .
群別林道はc175で行き止まり、冬タイヤならもう少し稼げたかもしれないが先客2台の後ろに置く。
去年の一週遅れで逆に2.5km余計にアルバイトを強いられ、改めて今年の雪の多さにビックリする。
幌天狗へは・553ポコ東の名無沢(雪渓)を詰め南西尾根へ上がるルートを計画した。
沢は下流域から雪渓で埋まり煩わしい潅木が少なくて快適だが足下の雪からゴーと水の音が響き不気味である。
稜線まで急斜面だが晴れて気分が良く、グングン高度を稼ぎ振り返ると黄金山が雲に浮かんで水墨画のようである。
林道で追越したパティーが後を付いて来てるがM田の沢ルートから郡別岳に登る予定だったのではないだろうか?
なかなか近づいて来ないので構わず先に進んだがその後見かけないので途中で止めたかも知れない?
二股を過ぎた所に20mの滝があり右岸から硬雪にステップを刻んで登る。
稜線に出てから幌天狗までだらだらした長い登りが続きトップのCoさんが快調で付いて行くのが精一杯だった。
幌天狗からくねくねした稜線の先に見える群別岳の南西斜面は荒々しく迫力がある。
稜線上に一箇所岩場があり左の急斜面をトラバースしたがK氏はそのまま岩を降りてきた。
広大な風景の中に入ると距離感を掴み難いがいよいよ群別岳が目前に迫り群別川支流から突き上げる大斜面をトラバースする。
群別岳南稜の一番低い岩峰を乗越し東面に廻り込み後はコルから尾根上を一気に山頂へ上がった。
山頂は狭くほぼ同時刻に出発し増田ルートから登ったという二名が20分先に着いていた。
雲一つ無い青空の下でお馴染みの山々に囲まれ鋭鋒に立ってることを実感する。
暑寒別岳の右に見えるピラミダルな山が後から南暑寒別岳だと分かったが山は見る角度によって随分変わるものである。
尾白利加山(奧徳富岳)までの稜線は一転して優しくなるが雪が腐りワカンを置いてきたのが悔やまれた。
下る途中で御料地からのスキー単独者と知来岳経由のパティーが登ってくる。
何と今年のGWにカムエクを同行したメンバーで下界に負けず山は狭いと実感する。
途中で再び熊の足跡を発見!小熊の小さな足がとても可愛いが親熊の方はでかくて絶対に遇いたくない。
ぐるっと一周してとても楽しかったが10時間半掛かりくたびれた。
翌日の暑寒別岳に向け暑寒荘へ移動する。
群別岳から望む幌天狗、なかなか良い山容である 群別岳山頂からの下り、青空に雪面が眩しい 熊の平、群別岳単発なら左沢からコルへ上ると良い
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