蝦夷梅雨だからって訳でもないが何となく湿っぽい感じの雲霧山を予定した。
山名の由来は不詳、似た名前で夕張に雨霧山509mってのがあるがここは1500mもあって展望が期待できそうだ。
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札幌から支湧別まで2時間半、道路の先に目指す雲霧山が望まれた。
アプローチは石ノ沢を予定したが林道がc600で崩壊していた。
どうせ歩く距離が一緒ならと記録の無い小滝ノ沢から登ってみる。
ゲートから3kmほど進むと757の分岐でそこからジグザグの破線に入る積りがいつの間にか地形図にない道を歩いていた。
途中で気付いて藪を分け予定の道に復帰する。
程なく山頂コルに抜ける直登沢に出合うがなんと水の無い涸れ沢だった。
明瞭な沢形の後方に丸山、屏風岳、平山を振り返りながら坦々と登ってゆく。
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結局、涸れ滝一つなく稜線へ。
雲や霧が多い地勢なのかこの山も苔がふかふかしている。
石ノ沢側の沢筋と尾根は急峻でたぶん辿ったルートが一番の安全パイではと思いながらピークを踏んだ。
ぱらっと雨が来てもおかしくない天気だったが青空で暑いくらいだ。
ハイマツ越に視界が開け、支湧別の集落とチトカニウシ山が見える。
対面にニセイチャロマップ岳、支湧別岳、武利岳などを眺めながら暫しまったり、下りの林道は適当にショートカットする。
藪が薄くて楽な山だったがやはり時期は爽やかな秋がお勧めかと思う。
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<2013年の ニセイチャロマップ岳 はこちら>