泊天狗山〜熊追山 テングヤマ〜クマオイヤマ 688〜805m  山スキー (泊村・古平町)  ■Home
2015年3月8日 晴れ時々曇り 盃川林道ルート メンバー3名
6:10盃林道c20m→7:05西尾根c80m→9:05天狗山→(10:50-11:00)熊追山→12:00天狗山→13:20盃林道

積丹半島に四つある天狗山(岳)の中で泊天狗山の高さは三番目、人里や国道からなかなか姿を見せぬ山である。 700m足らずの低山ながら出発地がほぼ海からで標高差から言えば結構なもの、 この山を経由して半島主稜線に位置する熊追山まで足を延ばしてみることにした。



道の駅でテン張り、墓地の横から林道を出発した。 ここは去年の春、山菜の序でに林道を下見したらタランボが一杯採れたのを思い出す。 勿論まだ芽は出てないが道脇の雪解けに早々とフキノトウが顔を出していた。 暫く進んでc80mで天狗山の西尾根に取り付く、ちょっと急で灌木が煩いがすぐ良い感じの広尾根となる。 程良く締まった雪にシャツ一枚になって登行を続けるとやがて盃川の対岸に朝陽に輝く滝ノ沢山と四番目の天狗岳が見え始める。 こりゃ良いわ、久々の青空に山頂展望が待ち遠しい。




天狗山の主尾根に出るとニセコ連山のパノラマに歓声が上がった。 緩やかな雪庇の尾根からは素晴らしい展望が続きどんどん天狗山が近づいてくる。 波打つ頂下の急尾根はスキーできつそうに見えたが淡々とピークを踏んだ。 ピンクテープすら無い質素な頂きだがこれほど展望の良い山とは思わなかった。 さて山頂から熊追山のコルまでは開放的な尾根が続きシールで下るには勿体無いほど雪が柔らかい。 そして振り返えるとガラッと姿を変えた天狗山の尖がりにビックリする。


          


「泊天狗山からの展望」  羊蹄山や狩場山は薄っすらぼやけてしまったがスキー場のある岩内岳や大きな雷電山などニセコ連山の山座同定が楽しめた。 眼下に泊の原発が目立ち、入り江の様な海の奥に岩内の町と平野が広がっている。 積丹の海と半島の山々に囲まれてなかなか良い景色である。

         


コルからカンバやエゾマツの大木を見ながら雰囲気の良い尾根を登って行く。 右に見えるのは岩平峠の尾根とその向こうは八内岳だろうか、ぼんやりしてはっきりしない。 やがてカンバの斑な尾根の先にのっぺりと丸い熊追山が見え、さらっと積もった新雪にトレースを刻んで山頂を踏んだ。 枝にピンクテープを結んで写真に収める。 余別や積丹岳など白い山々や古平町方面に海を期待したが・・あと天気が2時間持ってくれたらなあ〜未練たらしく下山とする。 山頂でシールを外してコルまで一気に滑り、そこから泊天狗山に登り返す。 長くて大儀な登りに思えたがそれ程でもなく、山頂は南を巻いてスルーするとあとはシールを付けることなく滑って林道に戻れた。














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